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1️⃣💰お金とは?

❶生活は分業で成り立っている

まず初めに、現代社会では、
人間が独りで生きていくことはできません。

例として、畑を耕して食べ物を調達する、
飲める水を確保する、服を作る、家を建てる等
そうした行為が全て自分でできるのであれば、
もちろん独りで生きていくことはできますし、
お金なんてものも当然必要にはなりません。

しかし現実はそういうわけにはいきません。

水道や電気などのインフラを初めとし、
とてもではありませんがそうしたものを
独りの力だけで成立させることは出来ません。

また、産業革命、IT革命などを経て、
先進国を中心とする人間の生活水準は、
昔と比べて格段に上がりました。

時代の成長と共に生まれてきた
新しいサービスや商品を、私たち現代人は
言うまでもなく欲しがります。

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たとえ欲しがらなくても、周りの人が
そうした高水準の生活をし始める以上、
新しい様式についてこなければ孤立し、
生きていくことも難しい世の中です。

例えば医療の発展により、私たちの
病気へのリスクは激減しましたし、
平均寿命もはるかに伸びました。

文明が発達するごとに、私たちは
その発達した文明に依存せざるを得ない
生き方をしていくしかなくなるのです。

すると、どうしてもそうした
高い生活水準を保つためには、
人間の仕事というものが増えていきます。

結局は**
『私やるから、じゃああなたこれやって!』
という「分業」のサイクルが生まれます。

そうして様々な人々がそれぞれの
専門分野の仕事に専念したほうが、
生活維持・社会発展の効率が良くなる
のです。

こうした分業社会で
問題になってくるのは、私たちは
『どのような対価を支払って
相手のサービスを受けるか』
です。

基本的には「価値の交換」が
前提となっていきます。

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お金のない時代は物々交換が主流でした。

しかし物々交換だと、例えば自転車がほしい
野菜屋さんは、野菜がほしい自転車屋さんを
探さなければ物々交換が成立せず、
多大な労力がかかります。

また物々交換という、モノの価値が
数字化されていない方法は、何かと不便です。

この問題は、
お金を発行することで解決されます。

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全ての物やサービスはお金で買えるという
暗黙の取り決めを作り、物に数字という形で
相対的な価値(値段)をつけることで、
サービスの売買もスムーズになります。

ここで重要なのは、お金というのは
物々交換の手間などを省略するための
手段であり、本来その実態は野菜と自転車を
交換するような物々交換であるということ、
そして自分自身も他人にサービスを
行えなければ、他人からサービスを
受けることはできない、ということです。

❷お金を稼ぐということの本質

お金を稼ぐということは、そのまま価値を
集めるという行為になります。

しかしそれ以外にも、
人々の信頼や感謝を集める、
という行為でもあるのです。

例えばお金に価値がなくなり、
物々交換すら成立しない
世界になったとします。

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その時どんな人が引き続き他人から
支援を受けられるのかというと、

それまで信頼されてきた人
感謝されてきた人といった
何かしらのブランディング

がある人です。

これはもちろん友達や恋人、
家族といった身近な人間関係も含みます。

当たり前のことですが、
お金が価値を持たない世界で
他人からサービスを受けるからには、
その分の対等のサービスを自分から
他人に行えれば、不平等です。

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お金で生活が成立している時代には
なかなか気づかないものですが、
お金の価値を裏付けているのは、
人々のこうした信頼や感謝といった
気持ちの存在です。

資本主義は、信頼や感謝を伴った価値
(お金やモノ、サービス)の交換が、
サイクルすることで成立しているのです。

ですので通貨はもちろん、
純金や不動産といった資産がなくても、
信頼される・感謝される人間は、他人と
それまで通りの協力関係を継続しやすい。

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そんなことが言えてきます。

逆に、他人の役にあまり
立とうとしないような、自己満足だけで
生きている人、他人に危害を加えてばかりの
人は、言うまでもなく見捨てられていきます。

しばしば人は、お金という
単純化された数字を増やすことが
人生の目的となり、冷めた発想で行動します。

「お金の価値は人々の信頼や
感謝から成り立っている」

ということを知らずに、お金の本質を
見誤ると、万が一、国が通貨危機のような
状況に陥った時、足もとをすくわれます。

お金や株券、債券、純金、不動産、
ありとあらゆる資産が、その価値の
永続性を保証されているわけではありません。

お金も本質的にはモノである以上、
売買行為も突き詰めれば物々交換です。

お金も他のものと同じように、
『円安・円高・インフレ・デフレ』
などによってその価値が変わっていきます。

お金をはじめとする各資産が、
人にとって一体どんな価値や
意味合いを持っているのか。

起業したり
資産運用したりする時には、確認しましょう。

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❸まとめ

山奥などで修行者のように
一人で生きていけるという人なら、お金や
資産のことで思い煩う必要はありません。

しかし現代社会で生きている以上、
私たちは分業で支え合っているという
意識を持たなくてはいけません。

「生きていくには他人の力が必要」
「他人と協力し合うには、感謝や信頼が必要」
「お金はそうした感謝や信頼の証」

お金を稼ぐということはサービスの提供やモノ
の生産など、他人に感謝・信頼されるような
価値ある行為をするということ。

そして私たちがお金を稼ぐのは、
他人の力を借りるためです。

生きていくために他人の力を借りたければ、
自分も他人の力になれるようなことをする。

そう考えれば、お金を稼ぐ理由というのも、
だいぶ整理できてくるのではないでしょうか。

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もちろん稼ごうとする以上は、
その上でしっかりとお金を稼げる仕組みを
作ってやらないと、ただのボランティアに
なってしまいますので、マネタイズの技術も
重要になってくることは言うまでもありません。

しかしそれ以前にお金を稼ぐ上で、
本質的に一番重要なのは、やはり
「誰かの役に立ちたい」と思う気持ちです。

この点を勘違いしないようにしましょう!

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