エンジニア&非エンジニア、お互いが気をつけるべきコミュニケーションポイント前編
・社内にいるエンジニアと上手くコミュニケーションが取れない。
・依頼したものは出来るけど、使い心地が悪い
・どうしてこんなに無骨なデザインでエンジニアは平気なのか
・何かを相談すると、問い詰めるように色々なことを聞かれる、悪いことしたのかな?って思っちゃう
・何か依頼をすると、すぐにリスケを依頼してくる、温度感を感じて頑張ってくれないのか
はい、、しばしば聞くエンジニアへ不満・不安
今回は、エンジニアに対してよく聞く不満とその解決方法についてお話していきたいと思います。
ここが変だよエンジニア!TOP3
1を聞いたら10を聞き返してくるのはなんで?
開発中のシステムに対して、何気なく「こんな機能が欲しいだけど出来る?」と聞いた所
入力するデータのフォーマット、利用頻度、機能に関する細かい仕様などをたくさん聞かれて、びっくりした・・
答えられないものもあって、そうしたら「それだと出来るかわかりません」と言い放たれた・・・
個人的には「出来るか出来ないか」を知りたかっただけなのに、どうしてそんなに細かいことを聞いてくるんだろう・・。
・・・エンジニアもだいぶ人当たりが良くなった、、と聞いていますが、まだまだこういうお悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。
これ、エンジニアの頭の中では何が起きているのでしょう・・・?
たとえば、
「2つの数字を足すプログラムを作る」という一見なんの変哲もない要望ですが、
システムに落とし込む際には以下のような考慮が必要となってきます。
▼入力情報に関する質問
足す数字は、整数ですか?小数点も含みますか?負数を含むような足し算もありますか?
最大何桁の数字を足しますか?
足すとありますが、例えば、1 + (-3) といったようなマイナスの数字が入ることはありますか?
▼入力環境に関する質問
このシステムは、WEB上で利用するものですか?それとも、アプリケーションとして提供するべきですか?
それともコマンドライン?モバイルアプリ?どのような形で利用したいでしょうか?
このシステムは、複数人で利用しますか?それともお一人だけでしょうか?
▼出力に関する質問
出力形式は、画面に表示されればOKですか?それともCSVで出力しますか?
出力する場合には、桁数でのカンマなどは入れる必要がありますか?それとも不要ですか?
▼異常系に関する質問
もし仮に、”あ”と”う”とか入力されたら、どのようなエラーメッセージを表示しますか?
桁数を超える数値を足されてしまった場合、どのようなエラーメッセージを表示しますか?
▼利用シーンに関する質問
足し算した結果は履歴を残しますか?
足し算を一括で行うなどの利用シーンはございますか?
引用元:「外注先が決められない?システム開発会社の見分け方」https://note.com/tane_tech/n/n61cf329ed739
ということで、実は、細かく聞いてくるエンジニアは、エンジニアなりに要望に対してなんとか答えようとしていたのです。
システムを作ってもらうとだいたい無骨なデザインなのはなんで?
実際問題は、色々な理由があると思いますが、よくある理由は以下の3つ
1つ目:実はどう使われるシステムなのか理解していない
2つ目:変更が入ると思っているので、実は仮組みの認識である
3つ目:そもそもデザインセンスがない
1つ目:実はどう使われるシステムなのか理解していない
これは、駆け出しの頃のエンジニアによくありがちな問題です。
言われた物をそのまま作ってしまっていて、利用イメージが湧いていないパターンです。
開発初期の頃の利用イメージのすり合わせが不十分な場合によくこのパターンに陥ります。
2つ目:実は仮組みの認識である
こちらは逆に、ある程度先が読めるエンジニアの場合にありがちです。
この場合、実はある程度おしゃれなデザインを組むことは出来るのですが、”あえて”やっていないのです。
システムは、何度か作っては改修されていくものです。
そう考えると、変わるかもしれないデザインにこだわってコストを掛けるくらいなら
まずは最低限のレイアウト使ってもらってそこからフィードバックするほうがコスパが良い、と考えていることがあります。
こっちの場合のエンジニアに「どうして使いづらいの?ちゃんと考えている?」とかってうかつに言うとブチ切れられるので気をつけましょう汗
そもそもデザインセンスがない
はい、すみません、私はこのパターンです。
そもそもプログラミングメインでやってきたがゆえに無骨なデザインに慣れ親しみ過ぎて
おしゃれなデザインが作れないパターンです。
UI/UXが重要視されている昨今、もはや過去のようになんとなくおしゃれ風なデザインなら許されていた時代でもなく
デザインに関して、きちんとした知識とロジックが無いとアウトプット出来ない環境になってきていますので
それが余計に拍車を欠けているのかなとも思います。
・・・・なんていうかスマン。
こうやってみると、エンジニアってめんどくさい、、コミュニケーションが取りづらい、と思ったかもしれません。
ぶっちゃけそのとおりだと思います。
開発の為とは、自分の経験と照らし合わせても、「これ聞かれるの辛いだろうな」とか「こんなにたくさん聞かれたくないだろうな」と聞いてる側が思う時も実は多々あったりします。
エンジニアの考えを理解することが大事という風潮も確かにエンジニアにとってはありがたいですが
エンジニア自身も非エンジニアの方と仲良くコミュニケーション出来るように歩み寄るのも大切かな、と思います。
さて、次回は、エンジニア&非エンジニア、お互いが気をつけるべきコミュニケーションポイント後編 をお届けしたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
また次回の記事でお会いしましょう。
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