【朝渋】人生・仕事に戦略的余白が必要な理由
おはようございます!
昨日は休みでしたので、
朝渋のトークイベントを観てから
『オータムフェスト』に行ってきました!
ですが、帰る頃にお腹をくだしてしまい……。
年なのか食べ物が原因なのかはわかりませんが、
今日の札幌は気温が10月並みにグッと冷え込んで
ついに20℃を下回ってしまいましたので、
暖かい格好をして出かけようと思います。
職場には心理的安定性が必要
本日のゲストは『レシート買取アプリ』を開発した
山内奏人さんを始め、
山内さんの余白戦略顧問のたなかさん、
茶道家で茶葉の生産製造会社を経営している岩本さん
をお迎えして、
「なぜ人生や仕事に『戦略的余白』が必要なのか?」
についてお話しくださいました。
山内さんは経営者として、
時には経営に関する重要な意思決定を
しなくてはなりません。
経営方針を巡って議論を交わす中で
相手を批判することは少なくないわけですが、
そこで意識されているのが
『人としての関係性は良好であることを前提に
相手の批判をする』
ということ。
議論が白熱してくると相手の人格否定に繋がる
ところまで発展してしまいがちになるのですが、
それを避け『建設的な議論』をするため、
日頃から職場内でのコミュニケーションを欠かさないといいます。
それは『心理的安全性』を確保することになり、
より相手と密な議論ができることになります。
8月のトークイベントでもあった
サイボウズ式編集長の藤村能光さんの
『未来のチームの作り方』でもお話にありました
『心理的安全性』。
人は、自分のことを否定されると心を閉ざしてしまいます。
しかし、どんな時でも
『自分を肯定してくれる存在』があると
自分らしさを見失わず、
安心して自分の考えを発信することができます。
そうした場づくりの一環として、
岩本さんやたなかさんとの活動を共にされている
と伺いました。
『戦略的余白』って?
様々な情報が飛び交う社会の中で時間に追われながら
心身ともに疲弊しながら生活している現代人ですが、
その中で『あえて余白を作る』ことを
山内さんは積極的に取り入れているそうです。
それの代表例が、岩本さんの茶会。
山内さんのオフィスには茶室があって、
月に一度社員の皆さんと茶会を開くのだとか。
その際に、たなかさんがご自分の友人や知人で
『山内さんが一生出会うことが無さそうな層の人』
を連れてきて会わせ、
自分には無いものを持っている人と
コミュニケーションを取るのだとか!
なかなか面白い戦略ですね!
人間の体の中で唯一使かえば使うだけ活発になり、
若返る細胞があるのをご存じですか?
それが、脳細胞です。
『自分に無いものを持っている』
自分が考えていることとは違う価値観を持った人と
会うことで脳に刺激が加わり、
脳細胞が活性化することによって
パフォーマンスが上がります。
そういう意味で言えば山内さんたちのしていることは
医学的に理にかなっていると私は思いますし、
『茶会』というものを選択している点もいいですね。
社会の喧騒から逃れて、『非現実を体感する』ことは
精神衛生上とても健康的だと思います。
心も身体も常に目まぐるしく動き回っていると、
自律神経の交感神経(活発に動くための神経)が
優位になりすぎて
副交感神経(心身をリラックスさせる神経)への
切り替わりが鈍くなり、心身の不調を来たします。
日々の喧騒から離れて
静かな空間で心を落ち着かせながら、
ホッとする時間を作る。
そこで普段会わないような層の人たちと
関りを持つことで、
自分の思考がクリアになると同時に
新しい発見を得ることもでき、
よりパフォーマンスを高めていくことにも
繋がっていくのではないでしょうか。
こういうのを『メリハリをつける』というのかもしれませんね。
札幌にも日本茶専門のカフェがありますし、
お茶会とかもあるかもしれませんので、
普段のカフェ巡りだけでなく
『お茶会』にも行ってみようかなぁ。
自分にとって価値を感じるもの
お金についても御三方は独自の見解をお話くださいました。
私は特に山内さんの
「同じ1万円でも、商品の購入に至るまでの
ストーリーなどによってお金の価値は変わる」
という言葉に共感しました。
以前読んだ『新・魔法のコンパス(西野亮廣著)』に
書いてあったのですが、
『報酬というのは、
労働力に対して支払われるのではなく、
提供した価値に対して支払われる』
というような内容が書いてありました。
私自身も柔道整復師やスイミングコーチとして、
目に見えない無形商品を長く提供してきました。
ただマニュアル通りにやればいいこともありましたが、
それでも
「私に価値があると感じてお金を払ってくれる」
という事実を目の当たりにした時、
提供するものへのこだわりはより強固になりました。
つまり、金額=価値ではないんですね。
人は良いと思ったモノに対してはいくらでもお金をかけます。
それは、そこにその値段以上の価値があると感じるから。
これからライフデザイントレーナーとして
活動していく上で、
私自身が提供しているモノの価値を見直して
いかないといけないと改めて思いました。
今日のイベントを観て感じたのは、
これからの時代『年齢』というものは
大した障壁にはならないということ。
年齢ではなく『思考力』がキーポイントになる。
若かろうが、年老いていようが、
『物事へ向ける意識や考え方』が重要になる
と思いました。
「もう年だから……」
「まだ未成年だし」
年齢を言い訳に現実から目を背けることは
自由ですが、
人生を心から楽しみながら生きていきたい
と思うなら、
自分にとって大事だと思うことを整理して
それに沿ったことしていくようにすればいい
と思います。
私も山内さんのように100%注力型で
休むことをあまりしないタイプなので、
積極的に人生の中に余白を作りながら
やりたいことや夢に向かって、
日々精進していこうと思います。