見出し画像

今話題の『Clubhouse』について、皆さんはどう捉えていますか?

こんにちは。
人生100年・ニューノーマルな時代に向けて
《人生の質— Quality of Life —》の向上を図る
《ライフデザイントレーナー》の
丹後 友里(@yuri_tango_0630)です。

1月も今日で終わり。
皆さんの2021年最初の1ヶ月は、どんな1ヶ月でしたか?

私が月初に掲げた目標。
トータル的には7割くらいの達成率でした。笑
2月こそは現実と理想の間で『創造的絶望』を感じながら、目標設計していこうと思います!

そんな中、今週爆発的に拡がった『Clubhouse』。
皆さんご存知ですか?

私はご縁あって所属しているオンラインコミュニティのメンバーさんから招待枠をいただき、参加することができました。

既に始まって多くのユーザーさんが界隈の中で様々なことが起きているわけですが、ここで実際使ってみた感想を現時点の感覚でお伝えしていこうと思います。


■ Clubhouseに参加するための最低条件

まずそれは、手元にあるスマホが『iPhone(もしくはiPadなど)』であること。
これが何よりも絶対的な参加条件です。
android版も開発が進んでいるようなので、そう遠くない未来にandroidユーザーでも参加することはできると思いますが、現時点でiPhoneユーザーであることが最も最有力候補であると言えます。

そして、次に必要になるのは『招待』です。
Clubhouseは、iPhoneを持っている(アプリをダウンロードしてIDを仮取得している)だけでは参加できません。

実際に利用するためには事前に『既に参加している人物との繋がり』が担保されます。
そこで初めて参加することができるため、参加できた時の『喜び』が強く、参加させてくれた人物への感謝が強い状態でプラットフォームに入っていくため、『かなり内輪な(繋がりを強く感じる)コミュニティ』になっていると私は感じます。




■ 『内輪な(強い繋がりを感じる)コミュニティ』がなす弊害とそれに対する私の疑問

既にいろんな方がTwitterでClubhouseについて言及されていますが、最も多いのは『中毒性』です。
面白いんですよね、これが本当に。笑

Clubhouseの仕様として、『リアルタイムで配信されるラジオ』のように手軽に『今ここで繋がっている一体感』があることから、昨今人との繋がりが物理的に絶たれている在宅勤務やリモートワーカー、学校に通えずオンライン授業のみとなっている皆さんにとって必要な『雑談(感情を吐露できる場)』ができる場であることもあり、人気を博しているのかなと感じています。

一方で、先日Twitterでこんな内容を見かけました。

皆さんは、どう感じましたか?

良い悪いではないと思うんですが、

◎Clubhouseを配信する側
◎Clubhouseを配信している人を
 傍から見ている側

双方ともに考えを見直すきっかけになると私は思っています。


まず、配信者側として頭に入れておきたいと私が思っていることは、

自分がしていることは
 大多数の人がやろうと思っても
 なかなかできないことである

という認識を持ってやっていることを自覚すること。
あなたを土俵に上げてくれた誰かがいてこその今の楽しさがあるのだから、それに感謝しつつ、できない人へのペイフォワードを考えることが大事だなと思います。

そして、私はさっきのツイートを見た時に、Clubhouseユーザー側として率直に感じたのは

「私を放っておいて、Clubhouseを楽しんでいるなんてひどい!」

という叱責感でした。

それと同時に、考えていることが何なのか見えにくいな、とも。
何に対して孤独感を感じているのかがわからないんです。

単にiPhoneを持っていない、持っているけど招待がない、という最低条件を満たせていないことからくる疎外感なのか。
それともその方のご自身の近況を鑑みた際に生じる生活環境から生じる不満なのか。
はたまた自身を顧みてくれないことへの承認欲求なのか。

何が理由でそんな風に思い、相手の行動を制限させる強制力を持てるのか。

他でリツイートされた方々でも

「それはうちでも話題に上がった!
 だから家庭内でやる時はルールを決める!

と共感する内容が多かったように思いますが、『自分の思いを押し通して相手の行動を制限する』ことが果たして根本的な解決になるのかな?と私は個人的に思います。

自分が孤独に感じるその気持ちを率直に相手に伝えることは大事ですが、だからと言って相手の趣味嗜好を邪魔するようなことが『本当のパートナーシップ』と言えるのでしょうか?

大切なのは、

どうやったらClubhouseを使っても
お互いが楽しく充実した時間を
過ごせるようになるか?

を考えることではないでしょうか?
そのための『Clubhouseの使い方』をお互いが納得する形で模索していくことの方が堅実的で、生活の質を高めていく生産的な活動になると私は思います。

私の父は、新婚当時母に最初に買ったものは『野球のグローブ』でした。

贈った理由は明快。
『自分の好きなことを一緒にやって、相手にも楽しんでもらいたい』。
(父は野球が好きな人で、母とキャッチボールを楽しみたかったそうです)

父はそうやって、どんなことも自分一人で楽しむような独りよがりでやることは一切なく、必ず家族を巻き込んで『一緒に楽しむ』ことを考えてくれていました。

だからこそ、私が感じる本当のパートナーシップとは『自分の感情を相手に提案して、一緒に楽しむ方法を模索すること』ではないかと思うんです。





■ 生殺与奪の権をClubhouseに委ねるな!

富岡義勇風に言うと、そんな感じでしょうか。笑

Clubhouseって確かに魅力的な人達がたくさんいるんです。
だからこそ、その人たちの話を聞きたいなと思ったり、内輪のメンバーで集まって話すのは楽しいのでハマる気持ちはわかるんですけど、目的のない雑談ってどうなのかなと思います。

何でもそうなんですけど、惰性に物事を続けても結果何も生みません

やるからには何かしら目的を持って取り組むこと。
その目的については、『それをすることで自分の人生に少しでもプラスな影響が与えられる』と思えることなら何でもいいと思います。

ただ単に惰性に配信したり、配信を聞いたりして、時間を無作為に過ごすなら時間に食い殺されることになります。

それを『生かす』方法として私が考えたのは、『入るroomを選ぶこと』です

誰の、どんな話を聞きたいのか?
誰と、どんな話がしたいのか?

これがしっかり定まっていれば、別に何時間でもやればいいし、むしろ周りにいる人にも聴かせてあげるくらいのポテンシャルでやればいいと思うんです。

自分の中でやる目的が明確化されていないまま本能的に飛びついていては、せっかくの宝も持ち腐れてしまいます。

何のために使うのか。
それを使うことで自分の生活にどんな良い効果が生まれるのか。

主体的な目的・目標意識を持って取り組むことを、オススメしたいと思います。





■『ライフデザイントレーナー的』Clubhouse活用術

現時点で私が自分でやっているClubhouseの活用方法は、こちら。

◎拝聴するroomは
 ・本の著者さんがスピーカーのroom
 ・所属しているコミュニティのメンバーがいるroom
  (もちろん生産性のある話をしているroomしか
   長居しません)
 ※家族といる場合は、3~5分程度垂れ流しで聴かせる
  (自己開示を兼ねた自分の『今』を紹介)
    ⇒ 相手が「もういい」と言ったらやめる
     (自分がされて嫌なことはしない)

◎配信する場合は『テーマを決めて』配信する
  ⇒ 好きな人との共同配信
    自分の活動に関する『ここだけ』話
    Clubhouseの機能の使い方練習含む雑談

という感じです。

ひとそれぞれの価値観があるので結局のところ何とでも言えるわけですが、少なくともデメリットを単にネガティブに捉える終わるよりかは、それをどうしたら自分なりにメリットあるものに変えられるかを考えて扱うことの方が精神衛生上そして時間配分的にも有意義になると思います。

皆さんもぜひ、ご自身なりのClubhouseの扱い方を工夫してみてくださいね。