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【朝渋】これからの会社員の教科書~超一流の習慣~
おはようございます。
人生100年時代に向けて《人生の質— Quality of Life —》を高める活動をしている《ライフデザイントレーナー》の丹後友里(@yuri_tango_0630)です。
昨日、来週から始まる新しい職場の入社手続きと顔合わせを兼ねた懇親会がありました。
皆さん個性的な方々で、どんなチームになるのか楽しみです。
これで『1日完全オフの日』というのが来月の下旬までなくなることが確定したわけですが、辛さよりも『できることが多くなったワクワク感』の方が勝って今からとても楽しみなんです( *´艸`)♡
フルタイム+複業(2個)という三足の草鞋。
どんな1年になっていくか楽しみです!
■一身にして二生を経る
昨日本当は朝渋のイベントレポを書く予定でいたのですが、朝渋のイベント内容を書いたノートを家に忘れてくるというまさかの事態により、昨日は近況報告と『鬼滅の刃』への愛を語りました。
田端さんは少し前まで会社員として様々なお仕事に携わってきたのですが、著書を出すタイミングと重なり会社員を辞めています。
なぜ、会社員を辞めたのか?
それには理由がありました。
一身にして二生を経る
一生のうちに全く違う人生を体験することは、
まるで1人の人間が
2つの体を持つようなものだ
福沢諭吉
この福沢諭吉さんの言葉が田端さんに影響を与えたと言っていました。
福沢諭吉さんが生きていたのは1835年~1901年。
ちょうど江戸末期~明治末期にかけて生きていた方です。
当時は江戸幕府が倒れ、文明開化と共に西洋文化の取入れが盛んになりました。
そこで起こったのは、まさにパラダイムシフト。
これまでの価値観を一新すような出来事がたくさん起こったと思われます。
もちろん福沢諭吉さんも例外になく、自分のこれまでの人生と、これからの人生の在り方について大きな変化があったのは間違いありません。
そんな激動の時代の中で生きた福沢諭吉さんの言葉に田端さんはこの言葉から自分の今後について、考えるきっかけとなったと仰っていました。
■トランスジェンダーのような『橋渡し』へ
田端さんが会社員を辞めたきっかけは福沢諭吉さんが言うようなこともありますが、ご自身の体感としても
・20年色々サラリーマンとして働いてきてそれなりにやることやって覚えてきた →「もうそろそろいいかな」
・ここであえて『個人』で働く側を経験しておけば『会社員』で働く人や『個人』で働く人たちの気持ちもわかり、トランスジェンダーのように両方の気持ちがわかる『橋渡し』ができるようになるのでは?
と考えにいきついたこともあるようです。
社会問題として、『年金受給開始年齢が引き上がる』ことで私たちは健康であり続ける限り働き続けることはもはや避けられる事態ではありません。
また、IT革命が進めば、より人間のする仕事も多様化し少なくなっていく中で『会社(企業)』の寿命は『個人』の寿命よりも短くなっていきます。
働く期間は長くなるのに、働く場所は短くなっていく。
そうなると、どうしても『個人』の力は必要になってきます。
その時自分は、会社員として働いている人を否定せず、個人で働いている人を否定せず、お互い双方が歩み寄りより豊かな社会にしていくための『橋渡し』で在りたいと思われたそうです。
■モノの平均化とヒトの個々への対応、『個』の時代は?
また、労働のサービス化や知識化も扱っている事業によっては異なってきます。
モノづくりの場では『個人のスキル』よりも『モノの平均化』が優先されます。
それは、大量生産されるモノの品質にバラつきがあってはならないから。
人がモノに合わせて平均化されます。
片やサービス業では対人サービスということもあり、様々な年齢・性別・国籍など多様なヒトを相手にします。
そこでは『皆平等』のように平均的なことはせず、1人1人相手に合わせたサービスの品質が問われ、臨機応変に対応しなくてはなりません。
これからの時代、AIの発展に伴い、量産化できるような仕事、自動計算、観測など、機械ができる仕事はどんどん機械(AI)化され、人間ができる仕事の領域は狭まっていくことも予見されています。
『個』の時代とは、そうした『自分ブランド』を磨いていく時代なのかもしれません。
SNSの発展もすさまじく、誰もが世界に一瞬でアクセスできるようになってから会社(企業)の公式アカウントよりも、その会社の社長個人のアカウントのフォロワー数の方が多くなる、ということも珍しくありません。
そのことを田端さんは
核ミサイルのボタンを押せるような人が
Twitterのボタンをポイポイ押してるって怖くないですか?!
と仰っていました。
その発想!!笑
いや、確かに、リアルで公式の立場では気軽においそれと近づける人ではありませんが、SNSだとフォローボタン1つで簡単に距離は縮められますよね。
こうした背景でも、自分ブラントを作り、『ブランド人』になるべき良き点としては、より流行になりそうな新しい情報をキャッチし、新しい分野への開拓をしていく力がこれからの時代に必要になってくるからだと田端さんは考えているようです。
それに関しては私も同感でした。
働く期間が長くなるのに会社(企業)の寿命は短くなるということは、『1つの場所に留まり続けられる時間が短くなる』ということ。
つまり、仕事も必然的に『複数』経験することになります。
それも、会社を変えればいい、ということではありません。
その業界そのものの存続が危ぶまれれば、どの会社に居ても、どこの会社に行こうとしても『結局居場所がなくなる』のは同じだからです。
ともなれば、違う畑(業界)へ行くことになるのは、それなりの確率で必須になるのではないでしょうか。
そうなった時のためにも、日頃から自分の持っているスキルを見直し、必要ならばアップデート・バージョンアップしながら新しい知見を取り入れていき、いつでも色んなところで汎用性・再現性が高い『ブランド人』であることは、かなり大きく重要な要素になるのではないかと感じました。
そして、今すぐどこかへ転職することよりも、自分の持っている武器の性能を上げてから、他へ移るなり、起業するなり、個人で仕事を始めることをした方がいいのではないかと改めて思いました。
会社員で在り続けること、起業すること。
どちらであっても『大変なこと』は変わりません。
どちらが良くて、どちらが悪いということもありません。
大事なのは、
『あなたは何がしたいのか?』
ということ。
どちらを選んでも大変なら、できるだけ『楽しい』方を私は選びたい。
その方が精神衛生上健康的だと思うからです。
皆さんはどういった『二生』を送りたいですか?