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物質乱用、依存 48
◆つらさから逃れるために
そのうちに眠れない、リラックスしたい、嫌なことを忘れたいと本来の治療以外の理由から、医師の指示した量より多くの処方薬を使用するようになり、薬剤耐性ができて効果を得にくくなって、もっと多くの量を処方してほしかったり、はしご受診をしたり、不正な入手方法を考えはじめ、エスカレートしていきます。
精神科通院中の自傷患者さんの6~7割に、精神科治療薬の不適切使用経験があります。
◆処方薬依存の治療の難しさ
…処方薬を多量に使用すると、副作用のリスクが増えていきます。薬によっては不適切な使用により、意識レベルや呼吸機能に影響するものもあります。
しかし、処方薬依存の治療には難しい問題があります。
また、断薬により、元々の精神疾患の悪化もありえます。