直接的な自傷行為 17
◆自傷行為と自殺
十代で一度でも自傷行為を行ったことがある人は、10年以内に自殺死亡するリスクが400倍から700倍高くなるというデータがあります。
自傷行為は自殺とは区別されるのですが、自傷患者は自殺リスクが高い群なのです。
そのなかでも、特に自殺リスクの高い自傷患者群には次のような特徴があります。
自傷行為に加えて「間接的な自己破壊的行動」と過量服薬の経験がある人。
過量服薬とは、たとえば睡眠薬を大量に飲んだりするなど、薬物を一度に大量に服用することです。アルコール等他の物質と一緒に使用するケースもあります。