直接的な自傷行為 11
♠どんな病気か③
十代のはじめに始まることが多く、何年か続くこともあります。
男女の有病率はそれほど違いがないと考えられます。
前述したように、直接的な自傷行為を行う人には、摂食障害、物質乱用・依存との合併が多いことも指摘がされています。
自傷行為の方法についての解説:
◆刃物で皮膚を切る(リストカット・アームカット)
◆自分を火傷させる(火の付いたたばこを押しつける)
◆自分を殴る
◆自分ぶつける(壁に頭をぶつける、家具などにぶつける)
◆自分を噛む・囓る
◆皮膚を刺す(鋭利なもの、ホチキス)
◆瀉血(注射器などで血を抜く)
傷つけるのに用いる道具もまた多様で、基本的に手近かなものを使用します。
たとえばカッター、カミソリ、ナイフ、コンパス、筆記用具、自分の爪、歯などです。