摂食障害 29
◆隠れて行れる拒食と過食、代償行為
背食障害をもつ人は、自分の行為が周囲から批判的に見られているという認識があるため、行為を隠そうとしたり対立して周囲から孤立していきます。
摂食障害で食事を制限している方に無理に食事を勧めると嫌がります。食べて体重が増えることを恐れており、迷惑に感じるのです。軋轢が生じることを避けるため、勧められた食べ物を食べるふりをしてこっそり捨てたり、後で吐いたりもよくあります。
過食を行う人も堂々とそれを行うことはなく、むしろ人前では食事量を控えようとし、自分の部屋や、夜間家族が寝た後など、ひと目につかないところで過食を行います。過食衝動が起こってからは、「早く一人きりになって思い切りむちゃ食いをしたい」と考え続けている人もいます。