見出し画像

破天荒な父。募金箱が大好き

僕と父親の、破天荒で少し笑える話です。

■■■ 募金箱が大好き ■■■

うちは貧乏だった。

おやつなんて滅多に出ることは無かった。
外食なんて年に数回しかしない。たとえ外食に行ったとしても、僕は一番安いメニューを頼むようにしていた。

そんな状態なのに、道端で子供が募金箱を持って立っていると、父は1000円札を入れていた。

母はいつも「100円でもいいじゃない。それよりも自分の子供にお金をかけてあげてよ!」と怒っていた。

でも、僕はそんな父が誇らしかった。

父からは慈愛の精神を学んだ。

続く

いいなと思ったら応援しよう!

田中修一
もしよろしければサポートお願い致します。

この記事が参加している募集