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日本のChatGPT利用率の現状と今の私にできること
NTTドコモ モバイル研究所が2024年6月に実施した調査より、日本人の
ChatGPTの利用率がわずか15%であるという結果が公表されました。
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今回はこの結果から言える「日本のChatGPT利用率の現状」と「それを踏まえて今の私にできること」について書いていきたいと思います。
日本のChatGPT利用率の現状
そもそも、現在日本ではどれだけの人がChatGPTを認知し、日常的に利用しているのでしょうか。
GjK Japanが2023年12月におこなった調査によると、日本人のChatGPTの認知度は62%であり、他国と比べると明らかに認知度が低い結果となっています。
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加えて利用目的に関する調査では、日本国民の実に67%の人がChatGPTを使ったことがないと回答しており、日本は他国に比べて明らかにChatGPTの一般層への浸透が遅れていることがわかります。
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続いて、冒頭でもお話しした国内における調査結果も見てみましょう。
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NTTドコモ モバイル研究所が2024年6月に実施した調査より、国民全体のわずか15%しかChatGPTを利用していないことが判明しました。
ここから、日本は世界トップレベルの情報社会にも関わらず、ChatGPT利用率においては明らかに低い値であることが分かります。
では、どうしてこのような現状になってしまっているのでしょうか?
現代の日本に蔓延る知的生活習慣病
私はこの問題の根本には、日本に蔓延する知的生活習慣病の存在があると考えています。
「知的生活習慣病」という言葉は落合陽一さんの造語であり、この病について彼はこう述べています。
私は毎日が喜びに満ち溢れたそんな毎日なんだけれど,でも大抵の人は全然AIの進歩を生活に組み込んでいない.プログラムも書かなければ生活の知的プロセスのうち,どこかを日々AIに置き換えようなんていう工夫はとっていない.今,プログラムを書こうと思えば誰でも書けるし,環境構築もGPTに聞けば教えてくれるのに多くの人は構築しようとしない.つまり素晴らしいものがあっても全く使わない.触らない.触ったけどすぐ飽きる,使えないと思い込む,改善しようとしない.
腹筋を毎日したり,運動したり,適切な食事を食べたり,そういうことをすればダイエットはできる.しかしダイエットはあまり続かない人も多い.生活習慣病は人を蝕む病である.
それと同様に知的生活習慣病は人を蝕む病である.適切にAIや知的生産道具,新しい知識,新しい技術をインプットし,適度なアウトプットを日々続けていれば毎日が瑞々しい体験に満ち溢れていられる.しかしそういったことが続かない人も多い.そういった習慣の続かない人々は,気がつけば心の贅肉と,ダニングクルーガー効果の中にいて,毎日ろくに調べもせず知的喜びのないまま,愚痴と皮肉とシニカルな生活の中に埋没していくのだろう.
「知的生活習慣病に罹らない」というのは私も日頃から心がけていることですが、インスタントな娯楽に溢れる現代において適切なインプットとアウトプットのサイクルを回すのが難しくなっているのも事実です。
逆説的に感じますが、「生活が便利になりすぎた」というのが、日本が他国と比較してChatGPTを利用率が低い原因の一つなのかもしれません。
もはや、知的生活習慣病は日本の国民病であると言えるのかもしれません。
ChatGPTを使う人=知的好奇心ドリブン
では、知的生活習慣病に罹る人とそうでない人の差は一体何なのでしょうか?
私は、「未知のものに対する知的好奇心の有無」であると考えています。
このことを端的に表したのが、山口周さんのこのポストです。
好奇心の欠如というんでしょうか。昨日、経営幹部候補のワークショップでファシリテーションをやったのですが「ChatGPTで遊んたことがある人、いますか?」と聞いたら、20人ほどの会場で一人もいなかったんですよね。「未知のものに対する好奇心」は知性の根幹をなす要件です。これはマズイでしょう、…
— 山口周 (@shu_yamaguchi) October 5, 2023
私の周りの学生や大人を観察しても、ChatGPTを使っている人は何か新しいAIツールが出た時に「面白そう!」と触りだす一方で、ChatGPTを使っていない人はそうしたものに全く心が動かないんですよね。
誤解なきようお伝えしておきますと、私はここで優劣の話をしているわけではなく、「ChatGPTを使っている人の方が偉い!」と言っているわけではありません。
一方で、あらゆる分野でChatGPTによるゲームチェンジが起きているのもまた事実であり、長期的な目線で考えた時に「ChatGPTを使うべき!」と言いたくなるのも事実です。
今の私にできることは何か
ではどうすれば日本のChatGPT利用率が向上するのでしょうか。
実は私自身、この問いに対する回答をまだ持っていないのが現状です。(そもそもそんなものはないのかもしれないのですが)
一方で前述したNTTドコモ モバイル研究所の調査結果を見てみると、男女ともに20代以降のChatGPT利用率がガクッと下がっており、この層にアプローチをかける必要があることが分かります。
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私はこの問題に対して、「noteでの発信が打開策になり得るのではないか?」と考えています。
その理由は、noteのユーザー層の傾向です。
株式会社ヴァリューズが行った調査より、noteのメインユーザー層は20〜40代のビジネスパーソンであることが分かっています。
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![](https://assets.st-note.com/img/1722863813630-ZeDrIc0lP0.png?width=1200)
これらの層にリーチできるnoteは、日本のChatGPT利用率の向上を目指す上で非常に効果的なメディアと言えるのではないでしょうか。
下の記事でも述べていますが、この層に「ChatGPTに興味を持ってもらうきっかけ」を届けることが、日本のChatGPT利用率の向上のために今の私にできることだと、この記事を書きながら改めて思った次第です。
終わりに
まだnoteを始めたばかりで分からないことばかりですが、日本のChatGPT利用率の向上のためにも、今後もnoteでの情報発信を続けていきたいと思います。
改めてになりますが、お時間がある時にはぜひともチェックしていただけると嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。