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2022年6月の記事一覧

背中のほくろ

癖とこだわりを脱ぎ捨てることは、自分だと思っていた自分から解放されることと同じです。自己同一化しているものを対象化し、本当の自分を取り戻していくということです。これはそんなに特異な技術が必要なわけでもなく、わりと誰でもそうやって生きているんじゃないの?というようなことです。

たとえば一つの仕事が長続きせず、3か月くらいで大抵辞めたくなって、その後いろいろ問題が起きて半年経たずに辞めてしまう、と

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自分を裏切る、周囲を裏切る

自分自身に心底がっかりすることは、自分自身への淡い期待を腐らせます。そして周囲の人を裏切る自分は、周囲の人からの期待を腐らせます。あらゆる人間関係が、双方の期待によって成り立ち、「この人はこういう人」という無自覚な思い込みは、「これをしてくれる人」とか「これをしても大丈夫な人」とか「こういう思いにさせてくれる人」という無自覚な期待を生みます。真に人が変化したとき、周囲の人からするとその人は「期待に

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ロールプレイング技法

今うちの旦那さんは、路上生活者かキリストかというロン毛です。お風呂上りの風貌はキリスト感強めなので、「ゴルゴタの奇跡だ!」(こんな奇跡はありません)と言うと、「父がラッパを吹いたので」(キリストの父はラッパを吹きません)と旦那が言うので、「復活されたのですね」と私が言うと、「白い鳥に呼ばれたのです」と旦那が言う。というような寸劇をよくします。

聖☆おにいさんを読んだ程度の知識でも、こういう力の

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思っている以上に重要な太陽のカード的生き方

太陽のカード的生き方は、本質的自己を守るため、進化の過程において、たぶん思っている以上に重要です。自分と向き合い、たくさんの気づきがあり、この世界で生きることについて知っていく過程で、当たり前のように家族や友人など親しい人に、その気づきや知っていく喜びを話しても、なかなか理解されないもので、逆に嫌悪感を持たれることは往々にしてあることです。

肉体に閉塞していると、肉体の外にあるものを理解するこ

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個人性と普遍性

「あなたが月を知り尽くすということは、犬を飼い慣らすということで、その月であり犬はいずれ馬となり、あなたと一体となり、あなたを故郷である星へと導きます。」これは知識によって理解するものではなく、なぜかハッとしてグッとくるというのが、普遍的であるということです。月が犬で馬だと言葉が変わっても「わかる」というのは、頭だけでなく胸も働いているからです。

夢を解釈するとき、これは自分らしい象徴なのか普

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4について

今日の夢は4についてでした。

「4は、自分を越えたものに対する基本的姿勢が表れます。最も身近で深刻な影響を持つものが、両親に対する姿勢です。人によっては体罰や虐待という印象を4に持つ人もいます。」と言っていました。言われてみればそうですよね。今の自分にとって、自分を越えたものの始まりにあるのは両親や養育者です。

4皇帝のカードが恒星に包まれることを表しているわけではありませんが、4は恒星に包

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わかるということ

夢は基本的に、体験した本人にしか理解できないように、「恒星に包まれた」という体験も、誰かに正否を問うことはできません。「包まれた」というなら包まれたということです。

恒星に対するスリーステップ「発見する、包まれる、なりきる」を、私は体験したあとに知りましたが、「あれがそうだったのか」とはっきりと自覚することができます。発見したとき、「これは私だ」という存在と一通り対話した後、押し戻されるように

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千と千尋の神隠し

はじめて千と千尋の神隠しを観たとき、「私はハクを探していたのか!」とわかって救われる思いがしました。学生だった私にとって、パートナーとなる異性の印象の普遍性を、ここで見つけることになりました。この作品はどこまでも普遍的なので、千尋の成長がどうのこうのではなく、普遍的象徴そのものに感動します。人情だとか愛情だとかより、普遍的象徴が描かれているものに感動します。映画館に3回くらい観に行った覚えがありま

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脱ぎ捨てた衣類はどうなるのか

着込んだ前世記憶は、今ここでの癖とこだわりを作り出しますが、着込んだ衣類を一枚一枚対象化し脱ぎ捨てると、17星のカードの女性のように素っ裸になります。裸でないと恒星に回帰することができないということです。では、この脱ぎ捨てた衣類はどうなるかというと、一切合切消えてなくなるわけではなく、一枚一枚がまるで人格を持ったかのように独自に動き出します。よくわかりませんが、そうなっているように見えます。

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