白馬で本屋さんセルフリノべでつくってみた(20) 飲食店許可取得のため
ここで問題がでてきました。前のページの"気を付けるポイント"にでてきた、天井が平滑であることが必要というところです。
保健所の担当の方に「まず天井は綺麗な状態にしてください」と言われます、これは床のクリア材を天井に塗れば良いとのことでメモしておきます。
もうひとつは鉄骨のHの形のところをどうするか、です。
解体時に写真を見ていただくと伝わるかもしれませんが、天井を解体したところ、なんとも素敵な鉄骨がでてきました。
僕はこれを活かした店舗の内装デザインにしたいと考えていました。
保健所の方に懸念されたのは、この状態だと鉄骨のHの形のところに埃がたまる可能性があるので、通常は吊り天井にするのが一般的だというのです。この鉄骨をうまく見せる状態にして内装を仕上げたい旨を告げ、たとえば鉄骨の外面にアクリル板を貼り平滑な状態にするとしたらどうでしょうかと提案したところ、「あ、それであれば大丈夫(ただし現物を見てから)」との回答を得ます。
ただし現物を見てから、の注釈つきです。
それ以来、意識して他の都道府県の飲食店に入るたびに厨房の天井を注意して見てみるのですが、同様の施工事例には遭遇しませんでした。不安がつのるまま工事を進め、検査を通す二年間は気が気ではありませんでした。
役所とのやりとりのイロハ
ここまでの経緯はエビデンスとしてこちらからメールを送っておきます。公務員は定期的に2-3年で配置替えされます。先方の職場にも引き継ぎや申し送り事項は残っているのですが、担当者が変わって審査が厳しくなってしまう事も考えられ、相談していたことがまた一からやり直しということになる可能性もゼロではありません。エビデンスを残しておくと役所自体、前年や例年を踏襲する性質がありますので、なにかと話がスムーズです。
2Fの宿泊施設に引き続き1Fの飲食店許可も天井を平滑にする鉄骨問題は最後まで予断を許しませんが、思い描いていたデザインで進められる可能性が高まりました。いよいよ本格的なDIY作業に入っていきます。
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