見出し画像

台湾ひとり研究室:翻訳編「#36作品の舞台を取材した中で最も収穫の多かった場所を紹介します。」

台湾書籍《大港的女兒》 の翻訳者が、日本版の刊行前後の進捗をリポートしていく有料マガジンです。公開から1週間は無料でお読みいただけます。今回は先日の高雄取材で印象に残った場所をご紹介します。

台湾東部地震に際して

連載の話に入る前に、4月3日に発生した台湾花蓮地震に際し、お亡くなりになった方にお悔やみを申し上げ、被災なさった方にはお見舞いを申し上げます。また、日本から多くの関心と義援金が寄せられていることを、在住者のひとりとして深く御礼申し上げます。

発生直後から、自分にできることは現地からの情報発信ととらえ、Yahoo!ニュースに掲載される台湾関連のニュースに対し、でき得る限り補足情報をコメントしていますが、時間が経つにつれて被害の大きさに心がすくむ思いでした。毎日、何ができるんだろう、と問い続けています。そして今はとにかく、目の前の仕事をこれまで通りするのも役目だと思い、気持ちを切り替えてこの文章を書くことにしました。

大推薦!の博物館。

さて前回、《大港的女兒》の舞台である高雄取材の概要をお伝えしましたが、今回は2日の間に回った作中のいくつものスポットの中でも、最も印象に残った場所をご紹介したいと思います。

ここから先は

1,534字 / 2画像

記事配信は毎週月曜日です。皆さんの購読料がこれからどんなふうに展開していくのか、本ができていく道のりを一緒に歩んでいく気持ちをお楽しみください。

台湾書籍、翻訳中!

¥500 / 月 初月無料

台湾書籍の翻訳者が毎週月曜日に、作品情報から翻訳の進捗、翻訳出版の裏側まで、幅広くお伝えしていきます。台湾旅行に行ったことのある方から翻訳…

勝手口から見た台湾の姿を、さまざまにお届けすべく活動しています。2023〜24年にかけては日本で刊行予定の翻訳作業が中心ですが、24年には同書の関連イベントを開催したいと考えています。応援団、サポーターとしてご協力いただけたらうれしいです。2023.8.15