台湾ひとり研究室:翻訳編「#36作品の舞台を取材した中で最も収穫の多かった場所を紹介します。」
台湾東部地震に際して
連載の話に入る前に、4月3日に発生した台湾花蓮地震に際し、お亡くなりになった方にお悔やみを申し上げ、被災なさった方にはお見舞いを申し上げます。また、日本から多くの関心と義援金が寄せられていることを、在住者のひとりとして深く御礼申し上げます。
発生直後から、自分にできることは現地からの情報発信ととらえ、Yahoo!ニュースに掲載される台湾関連のニュースに対し、でき得る限り補足情報をコメントしていますが、時間が経つにつれて被害の大きさに心がすくむ思いでした。毎日、何ができるんだろう、と問い続けています。そして今はとにかく、目の前の仕事をこれまで通りするのも役目だと思い、気持ちを切り替えてこの文章を書くことにしました。
大推薦!の博物館。
さて前回、《大港的女兒》の舞台である高雄取材の概要をお伝えしましたが、今回は2日の間に回った作中のいくつものスポットの中でも、最も印象に残った場所をご紹介したいと思います。
勝手口から見た台湾の姿を、さまざまにお届けすべく活動しています。2023〜24年にかけては日本で刊行予定の翻訳作業が中心ですが、24年には同書の関連イベントを開催したいと考えています。応援団、サポーターとしてご協力いただけたらうれしいです。2023.8.15