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辞書で言葉を調べる習慣。
今でこそ、スマホで検索して済ませてしまいますが、20年くらいまでは、普通に紙の辞書をオフィスでも家でも常備し、何かあれば、言葉を調べていたものです。
海外出張でも「ポケット英和」を肌身離さず持って、アメリカ人に混じって研修を受けている最中もひたすら、紙の辞書で言葉の意味を調べまくり、テキストに書き込んでいました。
オフィスには広辞苑が1冊あり、研修の場、つまり、教室にそれを置いておくこともあり、研修中、どなたかが口にした言葉が分からなかったり、全員で、「これ、本当はどういう意味なんだろうね」となったりした時は、「広辞苑が置いてあるので、皆さんで調べてみてくださいね」なんて促したりしていました。
語彙力を増やすと絶対にQOLが上がると思うので、辞書で言葉を調べるって大事なんです。
そういえば、今の若い方は、紙の辞書で言葉を引くってできるのでしょうか?(と考えている内に、JRの窓口にある「紙の時刻表」で乗り継ぎ方法などを調べるのって、今の若い人かつ「鉄」成分少ない方は、できるのだろうか?という疑問もわいてきました)
それはさておき、紙の辞書で、言葉を調べて、その意味を知る時、ついでに、他の意味、用例なども読んで、へぇ、と思ったり、本来調べたかった言葉の両隣りなどを見て、ほかの言葉に出会ったりするなど、紙の辞書は、想定外の出逢いがあるものでした。
紙の情報というのは、総じて、想定外の出逢いがあるものですよね。
新聞も然り。紙の新聞だと、読む気がないベタ記事に目が行ったり、誌面全体の雰囲気から、今日は何事が大きく取り上げられているのか、を肌感覚で知ったり。
SDGsとか効率とか人口減少とか色々あっての電子化、オンライン化だと思うけれど、アナログはアナログでいいものがたくさんありました。
今朝のVoicyは、「田中家の食卓」と「広辞苑」のお話です。
そういえば、アナログについて、最近、knockoutさんも「リアル書店、いいよなぁ」って話をVoicyでなさっていたので、そちらも載せておきますね。
knockoutさんのVoicyも、是非、フォローしてみてくださいませ。
(頼まれたわけじゃないけど、宣伝w)