何を言っているのかわからない人は、たいてい、相手と持っているコンテキストが異なることに気づいていないし、相手への配慮が不足している。
「何言ってんだかわからん」と思う人の話し方って、自分主体というか、自分本位というか、私にわかることは、あなたもわかるでしょう?的な感じになっている。
そして、話し始めがそうだとしても、相手(聴き手)の反応を見ていれば、途中で、「あ、文脈があっていないんだな」って気づきそうなものなのだが、自分本位に話す人は、そもそも、関心が自分にしか向いていないので、相手のことなんて見ちゃいない。
相手を見ていないから、相手の様子にも気づかないし、自分の話し方を変えるなんてこともしない。
他者と会話するということは、他者に目を向けることでもあるのだが、自分の理解、自分の語彙、自分の世界、自分の想いなどなど自分ワールドな人は、相手が理解しやすいようにする、という工夫がなかなかできない。
でも、でもだ。
コミュニケーションは、基本的に「スキル」なので、訓練できる。
自転車に乗るとか
泳ぐとか全部スキルだ。
スキルというのは、誰でもある程度は上手になる。練習さえすれば。
その時、独学もいいけど、誰かに教えてもらうとか、誰かにフィードバックしてもらうって大事。
そんなこんなで今朝のVoicy。
「何言ってんだかわからない人」と会話していると、時々、自分のほうが頭悪いのかなと思ってしまうという落とし穴がある。
でも、たぶん、いつもはわかるのに、ある特定の人との会話で、「わからん」となるのは、自分だけのせいじゃないと思う。落ち込むこたあない。