「カメムシと共に考える第二の人生のすすめ」
どうも、どうも。note読んでくれてる奇特な皆さん、いつもありがとう。
たなかです。
さて、みんなも知っての通り、私の人生、たまにふとした瞬間に「これ、第二の人生を考えた方がいいんじゃないか?」って思うことがありまして。
なぜなら私、人生における「珍事件」に関してはプロフェッショナルでして、一般人では到底理解できない、謎の現象を日々引き寄せているような気がしてならないんですよ。
例えば、先週末のことです。
私と知人(仮に波瑠って呼んでおきましょう)と一緒にキャンプに出かけたんですよ。
二人して「ボクらの時代みたいな深い話をする夜にしよう」なんて調子こいて意気込んでね。
しょせん、平和に静かに過ごすつもりだったんです。
でも皆さん、わかりますか?
人生で「平和に過ごそう」って思ったときほど、面白くも奇妙な事件が起きるのが常なんですよね。
これ、世の中のルール。
まずね、キャンプ場について荷物をおろした瞬間に、目の前に広がる景色がなんかおかしい。
いや、景色は普通の山と木なんだけど、空気がね、ちょっと違うんですよ。
「あれ?この空気、なんかカメムシの気配がするな…?」と嗅覚が警報を鳴らしてるんです。
そしたら案の定、私たちが持ってきたテントの中からカメムシがわらわら出てくるじゃないですか。
どうやら前回のキャンプで仲間をテントに置き忘れてたみたいで、まさに「悪夢の帰還」ですよ。
第二の人生を考えるきっかけがこんなところに転がってるとはね。
それでも「まぁまぁ、これぐらいのトラブルは想定内だよね」って、ポジティブに考えてテントを張り直して、キャンプの火を起こすことにしたんですよ。
ところが、風が強くて火がつかない。
ようやくついたと思ったら、今度はその火を頼りに集まってきた虫たちの総攻撃。
もうね、キャンプのロマンも何もあったもんじゃないんです。
「あぁ、これが人生ってやつかぁ…」なんてセンチメンタルに浸りたいところですが、目の前で虫が乱舞してる現実に引き戻されるというね。
さぁて、ようやく夜が更けて、いよいよ「ボクらの時代」を意識した語らいの時間です。
焚き火の前で、あれこれ語り合おうとした矢先ですよ、ふと波瑠が口にしたんです。
「最近さ、人生について考えちゃうんだよね」って。
おっ、いよいよ真剣な話が来るか?
と私も期待しましたよ。
でもね、その瞬間、天からポツリと降りてきたのは雨粒。
しかも最初は「ポツリ」で済んでたのが、みるみるうちにゲリラ豪雨。
これね、ホント映画だったら最高潮のシーンに絶対流れないタイミング。
現実はやっぱり厳しいですね、はい。
で、あわててタープの下に避難して、焚き火も消えちゃったもんだから、暗闇の中でじっと待つしかない状態。
波瑠がぼそっと「人生って、こんなもんだよね」と漏らした一言に、なんだか妙に納得してしまいました。
いや、ほんとにこれ、ボクらの時代にはまだ早すぎたんでしょうか?
もう少し、穏やかな人生を歩むために、第二の人生を真面目に考え始めてもいいのかもしれませんね。
帰りの車中で、波瑠と話してたんですよ。
「第二の人生ってどんな感じがいいかな?」って。
理想を語るとね、波瑠は「やっぱり南の島とかで、静かに穏やかに過ごすのが夢だな」なんて言っててね。
「いいね、それもありだね」とか言いながら、でも実際にそれを選んだら、私たち、きっとまた同じようなトラブルを引き寄せるだろうな、って二人で大笑いしました。
私たちには、やっぱりどこか「平凡な生活が似合わない」運命がついて回るみたいです。
まぁ、そんなこんなで、第二の人生なんて夢のまた夢かもしれませんが、こうして日々、波瑠とキャンプに行き、笑いのネタにすることができるのも、悪くない人生なんだな、とちょっぴり思った次第です。
今度は、できればカメムシ抜きでキャンプに行きたいものですね。
いやぁ、こうやって書いてみると、笑いの中にちょっと人生の深みが見え隠れしてるでしょ?
なんか第二の人生を考えるって悪くない話に見えてくるけど、実際、私の人生は相変わらず珍事件だらけなんですよね。
それもこれも含めて、「第二の人生を考えてみるのも悪くない」ってところで、今日は締めくくっておきましょうかね。