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強欲・亡者・ご都合主義
最近、経営者の方と出会うことが増えてきました。
もちろん、経営・マーケティングコンサルタントをしているもんですから、これから上がっていく方と一緒になることがほとんどです。
でも、そうじゃなくて、すでにうまくいっている。いわゆる成功者と呼ばれている人と出会うことが増えてきたんです。
もちろん、そういった人たちに出会えるようになったのも偶然じゃありません。自分になんの武器もない時から、「出会うためにはどうすればいいか?」と、行動をとっていたのが実を結び始めただけなんです。
正直いうと、ぼくはこの『成功者』という表現が好きじゃありません。なんかカルト臭いし、盲目的に鼻息荒らしながら信じきってるように見えるからです。
それに、何と言っても口にするのがダサいじゃないですかw
ですが、そのような成功者と呼ばれてる人たちと、プライベートのレベルでも話をしたことでわかった部分があるんです。
それは、『本心はご都合主義を貫いている』ということです。
つまり、世間では「強欲」だとか「金の亡者」などとヒソヒソ言われそうなことを、さぞ当然のように、むしろ「いや、なんでやらないの?アホなの?」と言わんばかりの態度で実行するんです。
もちろん、それをあからさまに表には出しません。
「お客さんが考えていることを共感する」「お客さんが普段から話している言葉で、こちらも話す」
これら2つが商売がうまくいく鉄則だとわかってるんで、自分しか持っていない『ご都合主義』の価値観は決して浮き上がってこないんです。
もちろん、これは隠しているわけではありません。
お客さんの前では、本気でお客さんのことを考えてるんで、すり合わせるクセがついちゃってるだけなんです。
でも、さっきも言ったとおり、本心というか一人になった時は違います。
売上を伸ばすこと。利益を増やすこと。私生活のレベルを上げること。
ただ忠実にそのことだけを考えて、お金を増やすことだけにフォーカスしています。なので、彼らの頭の中には「ご都合主義」とか「強欲」といった観念はありません。
というよりも、その言葉を耳にしても、心はピクリとも微動だにしないんです。むしろ「そんなものに揺さぶられるようじゃあ2流だ」というイメージでしょう。
お金は価値と交換するための道具にすぎません。
むしろ、強欲にならないために「ちょっとのお金でたくさん奉仕をしてあげる」と考えている人こそ、いつもお金を意識して振り回されている偽善者と言えます。
2極化が進んでいく時代です。
至極あたりまえな話なんですが、お金を持ってない人と同じ考えをしていると、同じような道を歩むことになります。
自分の身は自分で守る。そして、自分の凝り固まった考えや価値観にメスを入れる勇気も必要なのかもしれません。
田辺輝恭
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