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「捨てられる日本 ジム・ロジャーズ」読了

これからの日本を不安に思うのは私だけでもないだろう。
円安は進み、出生率は落ち、人口減少がはじまり、超高齢化がはじまった。
本書の帯に書かれた
捨てられる日本円。
史上最大の下げ相場。
未曾有のインフレ。

2023年12月に子供を授かり育児休暇で子供と向き合う中、ジム・ロジャーズの最新本を取らずにはいられなかった。

捨てられる日本円への対策

私たち夫婦の貯金は未だに日本円での貯蓄がほとんどだ。
日本円の価値が目減りし続けている中で何かしらの対策が必要なのは明白だ。
株式投資としては動いているが、ジュニアNISAでの長期的にも日本がこのまま維持され続ける程度でしか動けていない。

本書では投資先として、銀や鉛などの貴金属が挙げられていた。EV自動車が主流化する中で貴金属はなくてはならない部品になるからとの予測だ。
私も、早速、IG証券にて対象のETFを調べてマーク済み。タイミングを見て購入して放置の予定だ。
また、金融部分ではスイスやルクセンブルク、シンガポールにお金を保有することが勧められていた。
→ここは、調査したがシンガポールなどは1億円程度預金がないと預けられないようだ。

銀行に日本円として預けておく。
そこはインフレの中で価値が下がり続けている固定化された数字を重ねているにすぎない。
家族の資産をどのように夫婦で知識を蓄えながら、同じ理解のもと移行していけるのか?
今年中にはしっかりと整えていきたい。

未来の日本に向けて

日本の人口減少に対応しようとするならば
少子化に歯止めをかけることや、
海外からの移民を受け入れることが必要とのことが書かれていた。
また、アドバイスとしては
もしもあなたが
10歳ならば日本から出て違う言葉を学ぶこと。
40歳ならば自己防衛に努めるべき。
65歳ならば人生が終わるまで日本政府が面倒を見てくれるだろう。
とあった。

今後次第に税金は高くなり、これから人口が減っていく中で給料が上がることも考えにくい。
そうなれば国民は不安になり、社会不安が広がる。
30年、40年先はかなり不安定な国になりうるとも予測している。

かなりのバッドシナリオとして、頭の片隅に置いておくだけで良いのか?といえば、あまりにも目の前に置かれている人口統計の数字や政治不信もあり、起こりうる未来として捉えて動き出さなければならないだろう。

38歳目前の私にとっては、今まで想定していなかった海外も視野に入れてキャリアを描いていくことも意識していきたいし、もしくは日本にいる前提であれば自給率という観点も意識を向けていきたい。

日本が今どうヤバいのか。
どういった未来を想定しなければならないのか。

日本がこのまま衰退していかないとなった場合においても国内の状況はこの10年でまた大きく変わっていくだろう。

これまでの日本とこれからの日本はきっと全くもって別物になっていく。


是非、世界から見た日本を客観的に見るために読んでみても良いと感じた一冊だった。



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たなかゆうや
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