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建具と壁紙の取り合い部分、コーキングを打ち直す

室内ドアの枠や作り付けの棚と壁紙の取り合い部分。
隙間ができないようにゴムのような材料で埋めてあります。
コーキング)

年月経過によるコーキング材の痩せや
建具や天井のわずかな動きによって、
このコーキング剤がちぎれてきます。

コーキング材が風前のともしび

こうなると見た目もよくないですし、黒カビみたいにも見えます。
隙間から湿気が入れば、
壁紙の剥がれや本当のカビの原因にもなりかねません。
DIYで補修してみましたが、材料さえ揃えればさほど難しくないです。

材料

コーキング剤(ジョイントコークなど)

ホームセンターでコーキング材を探すといろんな種類があります。
内装用のほかに、
外壁用(耐候性がある、シーリングと呼ばれることが多い)、
水回り用(防カビ剤が混ぜてある)もあります。

壁紙周辺で使う内装用としては、
ジョイントコーク(ヤヨイ化学)・カベコーク(コニシ)などがあり、
いずれも水性なので壁や手に付いても水拭きで落としやすいです。

ジョイントコークには、
ジョイントコークAジョイントコークMがあります。
定番はAです(カラーの選択肢も多い)
(Mはつや消しでホコリが付きにくい(ノンブリード)
 という特徴があります。)

壁紙に合わせて色を選びますが、
たとえばジョイントコークならば白系だけでも

ホワイト
ミラクルアイボリー
ライトアイボリー
アイボリー
ニューベージュ
ベージュ
シャドーホワイト
ペールホワイト
シルキーホワイト
パステルアイボリー

選択肢がこんなにたくさんあります。

メーカーホームページに色見本もあり、
壁紙と色を合わせるのが良いのですが、
こればかりは実際にご自宅の壁紙と合わせてみないと
選びにくいかと思います。
(白に見えても実際「ホワイト」ではなく、
 多少アイボリーやベージュが入っている壁紙がほとんどです)

いくつか試してみて、
ウチの壁紙には「ニューベージュ」がマッチしました。

スクレーパー(剥がしへら)

古いコーキング剤を取り除くのに使います。
爪で剥がしてもいいのですが、
樹脂製のスクレーパー(剥がしへら)があればスムーズです。

外壁やタイル周りでは
刃物(カッター)や金属製のスクレーパーを使うこともありますが、
建具や壁紙では母材を傷つけてしまうので避けたほうがいいと思います。

マスキングテープ

建築塗装用・車両用・シーリング用・粗面用などあり、
糊の性質やテープの伸びなどに違いがあるようです。
一番手頃な塗装用の白や黄色を使ってます。

コーキングへら

壁紙や建具周辺のような狭い範囲のコーキングでは
必ずしも必要じゃないみたいですが、
コーキング材を均すのに使います。

作業手順

①古いコーキング材を除去する

内装で使われているコーキング材はゴムのような素材なので、
先端が薄くなっているへら(スクレーパー)でするすると剥がせます。
(以前購入した壁紙補修セットに入っていたヘラを使ってます)

建具に密着させながら
スクレーパーの角をちょっと差し込んで動かす感じ

残った部分はピンセットで取り除きました。
あまり深追いすると壁紙もろとも剥がしてしまうので適当なところで。

コーキング材の除去後

②マスキングテープで養生する

コーキング材の縁がまっすぐなるように、
また、余分なコーキング材を除去しやすくする、
はみ出した壁紙や棚を汚してしまうのを防ぐために。

テープの間隔がなるべく平行で等間隔になるように、
コーキングする材料の両側にマスキングテープで養生しました。

壁紙と建具それぞれにマスキングテープで養生

③コーキング材の充填

コーキング材の先端をはさみやカッターで切り落として
絞りながら隙間に充填していきます。
(画像では先端が水平ですが、斜めにカットした方が作業しやすい)

穴は隙間が埋まる程度の太さは必要です。
あとで均すので多めで構いませんが、
極端に多いと床に落ちて汚してしまう恐れあり。

マスキングテープ同士のすき間が見えなくなるような量を充填しました。

④へらで均す

へらを入り隅に対して45°になるようにあてて均していきます。
ゆっくりやるよりサッと動かす方がキレイに仕上がります。
(細い隙間であれば専用のへらでなくても指でなぞるだけで十分)

マスキングテープの端が見えるくらいまで薄くしておくと
剥がしたときに段差ができずにキレイです

⑤マスキングテープを剥がして完成

剥がしたテープで周囲を汚さないように。
ダンボール片などで巻取りながらマスキングテープを取り除きます。

多少の凹凸はできてしまいましたが十分でしょう。

できあがり


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