(38) 通勤時間が爆長くなったので毎日本を一冊ずつ読むことにした
通勤時間を利用した読書記録です。アンダー29.5人文書大賞の締め切り、今日ですねぇ。何にしようか考えながら書いている。珍しく漫画ばっかり読んだ週。会社を休みまくったので読書量は少なめ。
218. 迷走戦士・永田カビ
レズ風俗ルポなどで有名な永田カビさんの新刊。kinldleで買った。読めば読むほど彼女の中島らも的な生き方が苦しく感じるけど、それで飯を食っている彼女の著書を買ってしまっている自分もそれに加担しているのかなあ。とか、読みながら考える。でも頑張って生きてほしい。描かなくなってもいいから、健やかに生きてほしい と思うのはわたしのエゴなのかなあ。
219. かしましめし(1)
prime readingより。アラサー3人がご飯を食べる話。一人ゲイの男性がいるんだけど、女性向け漫画に出てくるゲイ男性あるあるの「女二人と恋愛感情的にバッティングしないようにゲイって設定にしたんかな?」と思わせる設定で、読んでいて辛くなった。ゲイとしての生き方に誇りを持っている・女性キャラに忌憚なく発言ができる・かと言って女性キャラと恋愛をしない みたいな条件が揃うと、わたしの中で「都合のいいゲイキャラ」認定されるのはなぜだろう。そしてそれをシスターフッド的な文脈に回収されると、ほんと〜にさぁ……。(シスヘテロ女性のシスターフッド話が嫌いなレズ)
220-221. 呪術廻戦(1)〜(2)
なんも読めなくなった帰りの電車で読んだ。戦って強くなる話。女の子キャラクターがみんな口が悪くてかっこいい。「正しい死に方」にこだわる主人公の姿勢に対して、「死に方に正しいも正しくないもなくない?」って噛みつくクソリプがもうすでに見えた。驚異的な身体能力を持つ人って、身体の「正しい」使い方を学んできた人ではあるから、正しい死に方にこだわるって設定は個人的にはすんなり落ちた。2巻の表紙の人が貧乏くじ引いてるキャラっぽくて好き。
222. 死の体験授業
図書館で借りた。ホスピスで働く医者が、武蔵美の学生に対して行なった「死を体験する授業」の流れを教えてくれる本。実際に読者も模擬的にそれを行なうことができる。「大事な人を5人挙げてください」と書かれていて、「大事な人、5人もいねぇな」と全然違うところで驚いた。確かに、普通、「配偶者(妻or夫orパートナー)・家族(父or母or両方)・友人一人〜二人」の組み合わせで5人くらいになるわね。多分これ大学生の時にやらされてたら、そこで心が折れてたと思う。
「死の間際を考えると、いつも文句ばかり言っている両親に感謝の念が湧いた」みたいな大学生の感想が載ってて、それを書籍に載せるっていうことは概ね授業でも取り上げていたコメントなんだろう。わたしがそこにいたらほんとうに肩身が狭いだろうなと思った。あと、期末レポートが「死の体験授業を通して、大切な人に手紙を書く(800字)」って内容らしく、超楽単(楽に単位が取れる授業)じゃんって思った。学生時代、楽単をなるべく避けて、出席点が低い・レポートが少ない(=救済措置が少ない)授業をなるべく取っていた自分を思い出した。
223. わたしはマララ
図書館で借りた。マララさんの自伝。めちゃくちゃハイパーエリートの女性なんだって読むまで知らなかった。(よく考えてみればそうだろう。)無知は恥。子どもでも読めるように平易な言葉遣いだけど、書かれている内容は結構難しい。ボリュームが相当あるので、映画版を補助的に観るのもありかなと思った。
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