次世代資産、構築について
今、私は31歳なんですが25歳になるまでプロゴルファーを目指してました。私は中学生時代からゴルフをしてますので、歴でいうと16年になります!
当時はHC0(※1)で平均スコアは70台前半でした(プロを目指すなら当然のスコアですが)
現在、日本のゴルフ人口は約720万人と言われておりますが、その中でもシングルプレーヤーの数は全アマチュアゴルファーの約5~7%と言われています。これは、全ゴルファーの内、約37万人。おおよそ20人に一人の割合です。※1 引用:ゴルフの学校
シングルプレーヤーは結構います(笑)ちなみにプロになる前の肩書を「研修生」といいます。セミプロなので賞金が稼げます。アマチュアは規定により受け取れません。
この「研修生」という肩書、実に大した事ありません(笑)
各地方にゴルフ連盟があるのですが2か月に一度、集まって研修会を行います。その際に、スコア79以下で廻れば晴れて研修生です。
プロテストのように年に一度、一打を争うような戦いですらありません。
本当に誰でもなれます。
どうしてこういう話をするのかというと、この「研修生」という肩書が一人歩きして思ってもいない効果を生み出したからです。
具体的には
ゴルフが出来る=仕事も出来る
それだけで回りが先生と呼び出し教えを乞いにくる
正直、仕事なんてまだまだ未熟すぎるくらい未熟ですし、先生なんて呼ばれるほど、大した人物でないのは、頭の絶壁具合を見ると納得してしまうくらいです。
ただこれは、周りが勝手に抱いた私への印象です。
実際に先方からゴルフに誘われた後に、お仕事を頂いたこともあります。しかし、あくまで「ゴルフが出来る」というのはキッカケを作る一つの手段でしかないです。
特に歯の浮くようなお世辞も言えませんし、言おうとも思いません。ゴルフをしたときは、偉そうにならない程度に助言します。的確にコース戦略も組み立てれます。
このぐらいのアドバイスの方が経営者の方にとっては、良いと思っています。
それまでゴルフが出来るってだけで、なぜそこまで「凄いこと」のように言われるのか、ずーっとモヤモヤしていたものが言語化されると共に、かなりの衝撃が私の中で起こりました。
それが錯覚資産と呼ばれるものだったからです!!
前置きが長くなりましたが本題です。
【人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている】
1974年、カナダで選挙があった。その選挙を調査したところ、イケメンの政治家は、そうでない政治家の2.5倍もの票を獲得していた。イケメンの圧勝だったのだ。そりゃ、そうだろ。どんな世界だって、美人とイケメンに人気があるのは当たり前だよ。いや、ここで重要なのは、「イケメンに投票した理由」なんだ。調査の対象となった投票者の73%は「私が彼に投票したのは、彼がイケメンだからではない」と思い込んでいたのだ。「イケメンだから投票した」という自覚なしにイケメンに投票しただけでなく、「人柄が信頼できるから」とか「経済政策に期待できるから」とか「実績があるから」とか、容姿とは別の理由で、投票したのだと思い込んでいたのだ。
ここで重要なのは、「人々が自分に対して持っている、自分に都合のいい思考の錯覚」は、一種の資産として機能するということだ。本書ではこれを「錯覚資産」と呼ぶ。
なにかプラスのイメージを引き起こすものであれば「全体的に優秀」という思考の錯覚を引き起こしてしまうからなんだ。
自分が歩んできた人生の中でやってきたことを棚卸しする。ぜひ、皆さんにもして頂きたい。これがどれだけ大事なことなのか本書をみて痛感した。
それはその中に必ずある、あなた自身の実績、あなた自身を表す言葉を探るきっかけにもなる。
例えば、簡単なところでいうと「体育会系」これを見てどのような思考の錯覚を引き起こすだろうか。
精神的にも肉体的にも強そう。挨拶がしっかり出来る。上下関係が分かっている。挙げだしたらキリがないくらいです。
実際はその人となりが現れるので必ずしも、そうではないことは明白です。
本書ではこのような思考の錯覚を意図的に引き起こす事で人生イージーモードにもハードモードにもなると説いている。
錯覚資産が複利的(←ココ重要)に増えていき「とんでもなく凄そうなヤツ」と見せることも可能だとも説いている。
たとえば、ドラゴンボールの映画「銀河ギリギリ!!ぶっちぎりの凄い奴」だ。
知っている方なら分かりますよね。
あの「ボ―ジャック」さんが登場する回です。
このボ―ジャックは4人の部下を連れて天下一武道会をジャックします。時を追うごとに複利で錯覚資産を膨らませていきます。
皆さんならどうしますか?ダッシュ四駆郎ばりにダッシュで逃げますか。
圧倒的な戦闘力で悟飯、ベジータ、ピッコロ、トランクスらを凌駕するも、激怒して瞬間移動で一瞬下界に戻った孫悟空に一撃を見舞われ、悟空に叱咤され超サイヤ人2に覚醒した悟飯に攻撃を仕掛けるが通用せず、逆に腹部を貫かれる。最後の力を振り絞り悟飯との一騎打ちを計るも、すれ違いざまに悟飯の拳の一撃を再び喰らい爆死した。 引用:wikipedia
当時は強敵でしたが、実際は大した事なかったんです。なにが言いたいのかというと複利によって膨れ上がった錯覚資産ではなく、その人自身を見抜く力が必要です。
実績もないのに複利的に膨れ上がっても、いずれ捲れ、大恥をかきます。信用というのは一瞬で崩れさり、誰も助けてくれません。
錯覚資産に捉われすぎずに、しっかりと実績を積むのが若いビジネスパーソンには大事です。
ここまで拝読いただき、感謝の気持ちでいっぱいです!!!
いつもありがとうございます。
田村
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