『人生の教養が身につく名言集』出口さんファン続出間違いなしの一冊!
こんにちは!たんぽぽです。今回は、立命館アジア大学太平洋大学学長であられる出口治明さんの著書『人生の教養が身につく名言集』についてアウトプットしていきます!
〇ざっくり内容:愛読家である著者による、選りすぐりの名言が、著者の人生観とともに語られる。
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出口さんってどんな人?
すごくざっくりしたキャリアを説明させていただくと、日本生命で上位のポストを歴任した後、60歳でライフネット生命を設立。そんな敏腕ビジネスマンという一面をお持ちの一方で、これまで読んだ本は一万冊以上という愛読家であられる。その知識量の多さゆえに、現在は立命館アジア太平洋大学の学長に就かれています。哲学や古典など、様々な分野に深い知識を持っていらっしゃることから、巷では”現代の知の巨人”と呼ばれているのだとか、、、本書では、そんな知の巨人の頭の中を存分に味わうことができました。
「巨人の肩を借りる」
ベルナール・ド・シャルトルの名言「巨人の肩にのっているから、遠くをみることができる。」つまり、過去の歴史上の人物たちの経験や考えを知ることで、さらに深く広い世界をみることができる、といいうことです。この名言が本書では数回出てきます。これは歴史を学ぶことを大切にされてきた、出口さんだからこそ、強い思い入れのある名言なのかもしれないと思いました。それから、まさに私はこの本を通して、出口さんという巨人の肩にのり、遠くをみることができたと感じています。どこか遠い存在になっていた、古典や歴史との距離がギューっと縮まりました。実際、大学受験以来、物置の奥の奥に閉まっていた、歴史の教科書や参考書やらを引っ張りだしてきました(笑) 最新の知識をそのまま享受するのではなく、巨人の肩を借りてみるとさらに違った世界が見えるんだという実感を得ることができました。
”人・本・旅” 人間には学ぶ方法が3つ
そんな知の巨人である出口さんの学ぶ方法はずばり①様々な人と交流すること。②様々な本を読むこと。③様々な場所に足を運ぶこと。
本書には、このそれぞれの方法について、名言を踏まえながら、出口さんのお考えが語られています。この三つのバランスってかなり重要だと思いました。いくら知識を得ようとして、本ばかり読んだとしても、その知識は頭の中だけのものになってしまう。それが、旅という実体験を得ることで、生きた知へと変化していく。加えて、人と交流することで、新たな文化や世界を知り、その新たな分野の知を開拓したくなる。そしてまた本を読む。順序は時によって異なるでしょうが、こんなサイクルがあって、知がさらに広く、深いものになっていくのだろうなと思いました!
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人生に悩んだ時や、何でもない時にでも、ふっと手にとって、大きな学びがその時々にありそうな一冊です。今後も大切に保管して、なおかつボロボロになるまで読み続けたい!
一度もお会いしたことはないですが、私のイメージだと、出口さんは映画『アバウト・タイム』の主人公のお父さんのような人。(過去に戻れる不思議な力を、本を読むことに費やしたキャラクターで、教授だし、知識量半端ないし、常に客観的に物事の本質が見えてる感じ!)いつか私もこんな人になりたいなと思っているキャラクターが、現実にいた!!という個人的な驚きもあった一冊でした(笑)
みなさんも、是非読んでみてはいかがでしょうか。それでは、たんぽぽでした~