仕事で目立てればいいが、まずは知ってもらいたい
自分の仕事、自分について、まあ独りよがりだったかな、と反省することあり、そのあたり書いてみました。
評価は「どれだけ目立っているかが6割」
先日、井上大輔さんの「マーケターのように生きろ」を読んでいたところ、言われてみればそうかもしれないが、考えようによってはなかなか切ない内容が書いてありました。
いわゆる「いい仕事」をしても、それが評価に結びつく割合って1割なんだ、と思うとなかなか切ないです。
が、井上さんも書かれている通り「いいものを作っていれば必ず売れるはず」というのと変りない考え方だと思うと、「なるほど、その通り」と思いました。
自分の仕事について、何がどういいのか?ちゃんと伝えることなく他人がわかるはずないですよね。
「目立つ」以前に「知られてない」
「目立つ」というと若干引いてしまう人も多いかもしれませんが、目立つ以前にそもそも「知られてない」という状況の方が圧倒的に多いと思います。
つまり、自分の、自分の仕事の良さ、どう成果に結びついているか、それが、周りに知られていない、そういう状況だと思います。
よくよく考えると、自分の周りの人が何をしているか、どういう成果を出しているか?半径5メートル以内とか同じ部署であればまだしも、ちょっと離れているとわからない。同じ部署の隣の人であっても、それほど仕事の詳細は知らないかもしれません。
その人の活動を24時間監視しているわけでもないし、細かいところはわかるはずない。
すべてが数字で表現できる仕事であればまだわかるものの、数字で表現しづらい、質の高い仕事(これ自体、独りよがりかもしれませんが)はなおさらわからないかもしれません。
リモートワークが広がって、さらにこの「わからない」状況はさらに進んでいることでしょう。
なぜ、知られてない状態が発生するのか?
日ごろから仕事の成果を非常に意識して見える化している人は別として、そうでない人の仕事はどうしてそれほど知られてないのか?
いい仕事しているので、わかってくれるはず
そんな思いはあるかもしれません。
人によっては「そんなにすごい仕事してない」と思っているかもしれません。
よく言えば控えめ、悪くいうと独りよがりに思います。(自分も反省するところですが)
これは何かお店に行って商品を選ぶことを考えると腑に落ちますが、例えば何かお菓子、チョコレートを買う、だったとしても、各製品、様々な工夫、努力があって作られていますが、外側から見ているだけだとその良さはなかなか見つけられない。
できれば、各製品、そのウリについて、3つのポイントで教えてほしい、とか思ってしまったりします。
実際には、製品も、人の仕事も、3つどころではないポイントがあって、あれこれもそれも見てもらいたいし、知ってほしいし、というところでしょう。でも、受け取る側はそれを全部把握することはできない。
どうやって「知ってもらう」のか?
では、個人としてどうするか?というところですが、ほんと、目立つ前に、まずやっていることを知ってもらう、そういうところからなのでしょう。
会社やチームによっては、日報などを各企業があると思います。それは、まず知ってもらう第一歩だと思います。ただ、何人もの日報を読んで、それをすべて理解して記憶できる上司がいるか、というと難しいと思います。
まずは、自分のしていることを、わかりやすく、やっぱり3ポイントくらいに整理して、しつこく主張してみる。結果として、自分のブランド(「〇〇が得意な人」)みたいになっていけるといいと思いました。
まずは、半径5メートル以内の人に、知ってもらう。
その先はさらに人づてに伝えてもらうのもあり、今だと、社外向けにはSNSなどで「シェアする」というのも方法だと思います。意外と、自分と似た関心の人に伝わって仲間が増えていく、という効果があって、楽しいかもしれません。
ものを知ってもらう、ということだとむっちゃお金かけている
日本では、2022年には7.1兆円もの費用を広告宣伝費に投下しています。
また、日々多くの営業の方が、自分たちの製品がいかに素晴らしいか、顧客に提案しています。
知ってもらう、価値を理解してもらう、というのはそこまで力を入れてやるべきことです。(私もマーケティングの部門なので、まさにそれを生業にしています)
目立つ、が難しければ、自分を知ってもらう、そういう方向で、自分の良さ、成果をまとめて見えるようにしておく、から始めるのがよさそうです。
もしからしたら「自分、こんないいところあるじゃん」みたいな発見があるかもしれません(^-^;
おわります。
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