「きみの色」良かった
今週の水曜日に「きみの色」を見てきた。
監督が「リズと青い鳥」の山田尚子監督ということでとても期待していたので、この期待が裏切られないか心配だったけどそんな事は全くなくとても良い映画だった。
山田尚子監督の演出力と色彩感覚が爆発していた。
何か大きな事件が起きるという訳でもなく、物語は淡々と進行していく。
大きな事件が起きなくても、悩みを抱えている主要人物はいる。
個人的には「作永きみ」に感情移入した。
自分も「きみ」みたいに学校を留年した時ときと学校の退学が決まったときに中々両親にその事を告げることが出来なかったという経験があるからだ。
あと、周りが良い人がばかりで苦しくなるというところにめちゃくちゃ共感した。
周りが良い人ばかりだと自分の汚いところばかりに目がいってしまってとても苦しくなってしまうのよく分かるよと思いながら見ていた。
最近古いアニメばかり見ていたので、上映中アニメーションという映像媒体はここまで進化したのかとずっと関心していた。
見終わったあとは「ああ、良かったな」くらいだったのに、徐々に時間が経つにつれてまた見たいなと思ってきた。
上映回数が少なくて自分も忙しいのでまた見に行けるかは分からないけど、もしスケジュールとか空いたらまた見に行きたい。
もしもう一回見に行けなくても円盤とか出たら買いたいなと思っている。
時間が経つたびに徐々に好きになっていくそんな映画だった。