最後のマカロニ・ウエスタン
先日、「ミスター・ノーボディ」という映画を見た。
マカロニ・ウエスタンの巨匠セルジオ・レオーネが制作に携わった映画で、「最後のマカロニ・ウエスタン」とも呼ばれているらしい。
私はマカロニ・ウエスタンにハマり、割と色んなマカロニウエスタンを見てきたので、これは見なければならないと思い、先日円盤を購入した。
物語は「老いた凄腕ガンマンが彼を付き纏う若者に出会い、最後の対決をする」といった感じ。
制作にセルジオ・レオーネがいるおかげなのか分からないが戦闘シーンはちゃんと緊張感があるし、撮り方とか演出がレオーネっぽい。
音楽もマカロニ・ウエスタンでお馴染みのエンニオ・モリコーネが手がけているので、とても良い。
そして何よりもラストがいい。
老ガンマンがこれからはお前らの時代だと託すラストは見ててグッときた。
マカロニ・ウエスタンの中でも珍しい明るいんだけど、切ない映画だと思う。
マカロニ・ウエスタンは結構バイオレンスな映画が多いけど、この映画はそこまでバイオレンスじゃないので、これからマカロニ・ウエスタンを見るという人にもオススメ出来る。
去り行く時代の切なさを映像を通して感じることが出来るとてもいい映画だった。