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備蓄の見直し〜その1【飲食物以外の防災グッズの洗い出し】

 災害が起きてから、最低3日間、できれば1週間は自力で生活できるように備蓄することが望ましいと言われています。少しずつ備えているという人も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

 私もこれまでの数年間でいろいろな物を備蓄用に揃えましたが、先日「防災用品見せて」と言われてハッとしました。そういえば、非常用トイレって何回分持ってるんだっけ?防災リュックの中身って何が入ってたんだっけ?諸々の使用期限っていつまでだっけ?

 買ったはいいけれど、持ち物全体を把握できていませんでした。そこで、自分の中での整理も兼ねて「備蓄の見直し」と題したシリーズを時々挟んでいこうと思います。初回は飲食物以外の備蓄について洗い出します。

1.とりあえず今ある物を出してみた

 まずは何を持っているのか把握するために、食糧や水以外で意識して備えているもので防災リュックに入れているものを除いた分を出してみました。並べてみるとこんな感じです↓

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※我が家は比較的多くの防災グッズを備えている方だと思うので、この記事を見て「えっ、こんなに揃えるのは無理」と思う方もいるかもしれませんが萎縮しないでくださいね

 防災グッズといっても、見てわかるように普段から使っているような日用品もあります。こうして一度すべて出してみると、使用頻度別に3つのグループに分類できることに気がつきました。

①非常時にしか使わないもの(写真左)
  非常用トイレ
  ヘルメット
  火山灰対応ゴーグル&マスク
  アルミブランケット

②日常的に使うもの(写真右)
  ポリ袋類
  ラップ、アルミホイル
  マスク
  電池

③非常時以外でも使うけどいつもは使わないもの(写真中央)
  懐中電灯、ラジオ
  紙皿、紙コップ、レジャーシート
  割り箸、使い捨てスプーン&フォーク
  雨合羽
  使い捨てビニール手袋
  カセットコンロとボンベ(写真撮るの忘れてました)

※防災グッズの詳しい使い方や用途の説明は今回は省きます

 これらの3つのグループのうち、無理なく始められる且つお財布に優しいのは②③ではないでしょうか。普段行く買い物の時に多めに買ってストックできたり、ついでに買っておこうと思えばちょくちょく買い足せるものですよね。

 日常以上、非日常未満のものを意識的に買い足したり常にストックしつつ、①の中で必要なものから少しずつ揃えていくことができると、揃え始めの頃からいいバランスで備蓄できたのだろうなと今更ながら思いました。とりあえず思いついた物を手当り次第買うよりは無駄がないのはもちろん、防災グッズ自体を何かしらの指標で分類することで揃えるべきものもクリアになるような気がします。早く気づけば良かった…


2.防災リュックの功罪

 次に防災リュックに入っていたものを全部出してみました。我が家には、同じ会社で販売された防災リュックが2つあります。

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 2つのリュックの中身がこちら↓

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 それぞれ異なる時期に購入したので、色など若干の違いはありますが、基本的に同じものが入っています。

上記写真の中で、防災リュックの商品として元々入っていたもの(一人分)

アルファ米×3袋、水500ml×3本、トイレ×3回分、軍手、ロープ、ラップ、万能ナイフ、ウェットティッシュ、絆創膏、綿棒、マスク1枚、エアーマット、アルミブランケット、加熱パック、雨合羽、レジャーシート、三角巾、包帯、テープ、給水タンク

 リュックには手回し充電ラジオ兼ライトやホイッスルも最初に入っていましたが、別の場所に移動したため抜きました。セット品以外では、プラスαでマスクやトイレを追加したり、紙皿やティッシュを入れていました。(自分で追加したのに本当に忘れていました) 

 「あれ?リュックにもトイレとかレジャーシートがある!雨合羽も!てか、アルファ米3袋は来月で賞味期限じゃん!」

 防災リュックの良いところは、少々値段は張るものの1個買えば防災グッズを網羅できて手軽に揃えられる点です。ただ、リュックの中身を定期的に開けて見ていないと、こんな風に重複して買ってしまったり賞味期限が切れてしまったりするんですよね。あと、飲食物やトイレもこれだけでは足りないですし。

 さらに、防災リュックのセット品って購入したそのままの状態を全部避難所に持っていくべきなのでしょうか。皆一律で同じものが必要ではないですよね。女性目線で加えたいものもあるし、子どもやペットがいる場合や、どこに避難するか(例えば在宅避難なのか、避難所へ行くのか、近くの親戚や友達の家に行くのか)によっても違ってくると思います。

 防災リュックを買えば安心と思いがちですが、それぞれの立場で定期的なカスタマイズやチェックが必要です。今回、リュックの中身を見てどういう避難を想定しているのかがはっきりしないなと思ったので、ちゃんとカスタマイズすることにしました。その詳細はこのシリーズの2回目で書いていく予定です。


3.使用期限と動作確認をチェック

 さて、何を持っていたのか把握したところで、次は使用期限があるグッズをチェックしました。特にトイレは、交換目安や使用期限が記載されている場合にはそれに従いますが、記載のないものでも商品のホームページに書かれている場合がありますので調べてみてください。私の持っている複数社の製品は、大体が製造から10年間は使用可能でした。

 他にも見ていくと、防災リュックのセットについてきた加熱パックやウェットティッシュにも使用期限があることを発見しました。加熱パックとは、火が使えない状況でもご飯を温めたりすることができる優れものです。

 これらのグッズと使用期限をエクセルの表にして、期限の早いものが上にくるように一覧でまとめました。製造日がわからないものは、買った時や貰った時から起算しておおよその使用期限としています。これで今までよりは管理しやすくなりました。

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 それから、手回し充電ラジオ兼ライトの動作確認も行いました。時々動かしておかないといざ使う時に壊れていたら困りますからね。


4.まとめ

 今回は、備蓄の見直しということで主に飲食物以外の防災グッズについてフォーカスしました。揃えて安心、ではなくて揃えた後も管理していくことが大事ですね。無理なくできることから、少しずつ備えていきましょう。

ちなみにトイレの備蓄はどれくらい必要なのでしょうか。
大人1人につき1日5回×家族の人数分を少なくとも3〜10日程度揃えておくといいでしょう。
断水時にはトイレの水が流せなくなります。
汲み置いた水を便器に流すのもNGです。
排水がうまくできず逆流した汚水が住宅の下の階に位置するトイレから溢れ出すためです。
仮設トイレが設置されるまで時間もかかります。
飲んだり食べたりすれば必ず出ます。
非常用トイレの備えは重要です。

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