ストックオプションとは何か?
ストックオプションとは何か?
ストックオプションとは、自社の役職員が、設定された価格で自社株を取得できる権利です。
(A,現在)会社が役職員へ権利行使価格(設定された価格)で、株式取得権利の権利付与します。
(B,将来)役職員は株価上昇タイミングで権利行使します。
(C,利益)
売却時に権利行使価格を実行して、株式を取得します。将来時価で株式売却することにより、その差分が利益となります。
例)
(A,現在)1株株価1000円
(B,将来)1株株価1500円
(C,利益)1500-1000=500円
発行比率は?
会社によりますが、持分比率10%程度にすることが多いようです。
メリット
①従業員のモチベーションアップ
②採用が有利に働く
③権利付与された従業員のリスクがない
デメリット
①権利行使後の役社員の退社
②株価が低調の場合、権利行使できない
税制優遇措置とは?
税制優遇措置の設定の有無により「税制非適格ストックオプション」、「税制適格ストックオプション」に分類される。
税制非適格ストックオプション
権利行使価格が、権利行使価格を上回っている場合、差額は給与所得となり課税されます。
さらに、株式譲渡における売却価格と権利行使時の時価との差分が課税所得なり、課税されます。
税制適格ストックオプション
税制適格要件を満たした場合にのみ適用される。権利行使をした時点では課税はされません。株式譲渡における売却価格と権利行使価格との差分が譲渡所得となり、課税されるます。
<税制適格要件>
権利行使価格が、年間1,200万円を超えないこと等