妹からの電話は、だいたい憂鬱にさせられる
「おねだり」か「助けて」の二択だから。
妹はきっと、私のことをアラブの石油王かなんかだと思っている。
知的な問題なのか天然なのか。
まあ、どっちでもいいんだけど「お姉ちゃんが何でも買ってくれる(きゅるんっ)」と思って生きている。
月に一度、私は妹の施設に顔を出す。
妹の生保の管理は私がしているので、その一部をお小遣いとして渡しに行くのだ。
妹はエコバッグを握りしめ、ソワソワと私が来るのを待っている。
彼女の中で「お姉ちゃん来る→お買いもの行く→好きなものを買ってくれる」という図式が完成されているのだ。
さぞやハッピーな気分だろう。
だが妹よ。
お姉ちゃんは「買ってあげる」なんて、一言もいっていないんだよ。
「買うものリスト」をぎゅっと持ち、職員さんにめっちゃ笑顔で「行ってきます!」と挨拶し、車の後部座席に座るのだ。
「これね。私のお金じゃなくて、あなたの生保だよ」
なんて絶対に言わない。
もしそれを妹が知ったら
「私のお金だもん、返してぇぇ」と泣くから。で、2日で全部使っちゃって「お姉ちゃん、ふりかけが買えないの」って電話をかけてくるのだ。
妹はとにかく金銭トラブルが多かった。
一桁の足し算すら微妙なのに(引き算は無理)なんと、借金という離れ業を繰りだしたのだ。
どうやって?
ね、不思議だよねーあははー(棒)
でも出来ちゃったんだよ。しかも私名義でね。
知的に問題ある人に、悪知恵を入れる人は存在する。
誰が見ているか分からないので、後でこっそり詳細を書きます。
「親を安心させたい」
その一心で、私は妹を遠くから見守っている。今も昔も、妹への愛情は限りなく薄い。
その理由は、至ってシンプル。
知的に問題があるのに、健常として育てられた妹。
小中と同じ学校に通ったきょうだい児は、学校でどんな目に遭うか?
…少し想像すれば、分かると思う。
今と全然違う。昭和の子供は容赦ないんだ。
多感な時期を好奇の目で見られ、大人になったら借金を背負わされ。昔も今も平然とおねだりされている。
それでも「大切な妹です」と言えるほど、私は立派な人間じゃない。「無の境地」に限りなく近い。
もしも嫌な気持ちになった人がいたら、ごめんね。
大人の私は「仕方ないよ」と思うけど、思春期の小さな私が許してくれないの。
あとね。この先も全く登場しないけれど…実は兄も存在している!!いやぁ、存在感皆無ですね。
年も離れているので、兄は妹絡みの実害も控えめ。そのせいか「妹のことは心底どうでもいい」らしい。
まあ、気持ちは分かる。
そんなわけで。私は孤立無援で自分の身を守ったのだ。
そうそう、ライターの件ですよ!!
単価アップのお話。あれね、完全にスルー継続中。で、仕事の話だけ振られてくるんだけど…
泣いていい?もしくは、やめてもいい?(涙)
雑記ブログに、記事を載せてみました。
こちら私のブログです。
よかったら、ぜひ^^
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