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たまゆら(魂響光)【詩・小説】
2015年3月17日 15:25
天を舞う鳥は 人の営みを眺めて暮らす人は時折 空を見上げる眼に宿るは 畏怖と憧憬手の届かぬ眩しい光に 思い描く神を見る鳥は光が欲しかった空は明るく 遠く 高くひとりで舞うには 広すぎた人の眼に宿る光に 鳥は神を羨んだ鳥は温もりが欲しかった空は青く 冷たく 冷えた飛び続ける限り 鳥はひとりだった羽根を重ねて 温もりを分かつ事もない鳥は神になりたかった