運動は苦手。でも散歩くらいは。と決める
「夏の身体」への変換を終えた。季節がわりの「身体変換」による違和感や痛みは、治まった。
しばらくは、まっさらな身体。ごはんも消化のよいものを少しずつ、お酒を飲めるようになるのはしばらく先になりそう。
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冬にもこもこの毛皮を着ていて、夏に向けて毛がはえ変わる動物たちのように。ヒトの身体も、冬と夏とで内部のはたらきを替えているのだと思う。
夏には、夏の身体で過ごし、
冬には、冬の身体で過ごす。
シーソーがなめらかに、その傾きを入れ替えるみたいに。人は、するんと。ひっかかることなく、身体内部のはたらきを入れ替える。毎日の心臓を動かそうと意識することがないように、身体の入れ替えも意識していない。
けれど、まれに。感じやすい身体を持つ人は、頭痛や耳鳴り、皮膚の質の変化などで身体の入れ替えを知るという。なめらかに身体の入れ替えを行えないヒトがいる。これまで幾人か、出会ったことがある。
わたしも、身体の入れ替えをなめらかに行えない側のヒトだ。
冬と夏との身体の違いが大きいからか。
せっかち性分のため一気に身体を変えようとするからか。
夏に暦が変わる時期(冬に暦が変わる時期)、身体に痛みが出て調子を崩す。
まずは、頭痛や内臓の痛みがやってくる。はじめ間遠にちくちくとした痛み。痛みの間隔は、徐々に近づき、ぎゅうぎゅうとしぼられるように痛くなる。
ピークの痛みはおよそ半日。その時には、吐き気のおまけつき。はらわたが、ぐりんと表に出てきそう。まれに中身もこぼれてくる。その後、徐々に痛みはひいて、ぴたりと元気になる。
痛みのはじまりから元気になるまで、およそ4~5日間。ピークの日は、身体を縦におこせない。ふとんの住人になる。
小学生になる前から、季節行事のようなこの痛み。病院で検査を受けても原因不明。痛みのひどい1~2日間だけ寝ていれば害もないだろうと、あきらめて、今も長いお付き合いが続いている。
その季節行事の痛みが、ようやく今朝がた、おさまった。
やっと元気取り戻して、ぐるぐるといつもの毎日をはじめた。
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季節行事の痛みではあるけれど、その強さは年によって違う。ストレスを抱えたときや運動不足のときには、痛みが強くなる傾向にある。
今年の、季節がわりの痛みと吐き気はひどかった。
すごいな。この春に、運動できていなかったことが、まるわかりになった。
昨年の春、一日あたりの平均歩数は8000歩ほど。
なぜか3月が50日に増え(3月末納期の案件が、押しに押した)、家にこもって報告書を書き、某祭礼に参加するために精進潔斎し籠って祈る日々だった。ほんと、ほとんど、出歩いていない。引きこもりの春。まずます、ひどめの痛みにおそわれて、きゅうきゅうした。
もう、これほど劇的にひきこもることはないだろう。だから、もうあれほど痛いときはないだろう、と思っていたのに……
今年はどうだ。さらに、痛みがひどい。運動不足が進行?している。
一日あたりの平均歩数は2500歩ほど。出歩いてないと思っていた昨年の春の三分の一!!!
すごい、おそろしいくらい、歩いていない。
(どおりで、最近、身体のシルエットが膨らんだ気がしたはずだ)
夏の身体に落ち着いて、ようやく、我が身を振り返るゆとり出る。
運動不足は、やっぱりだめね。しんどくなる。それに、美しくない。
身体、もっとうまく乗りこなしたいのだ。できれば、美しくもありたい。
ひきこもりはひきこもりらしく。
でも、あたらしい日常を作っていく。
朝晩と、外を歩いて歩数を稼ごう。
歩けないなら、どたどたしない静かなダンスを家の中でしよう。
ストレッチもいいね。ヨガはたぶん、続かないからあきらめる。
スワイショウ、たのしい。ぷらぷら、やってみる。
こうして、なにか動く癖をつけよう、習慣にしよう。
そして、今年の夏の身体をきもちよく乗りこなす、美しくある。
と、決める。
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タイトル上の写真は、スナフさんの作品。まどぎわの景色、美しかったらうっとりと、おやすみしながら仕事はかどりそう。他にも、バラだらけ。
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今日のごご、久しぶりに散歩して5000歩ほど稼いできた。
途中、バラが咲いてきれいで、脚を止めそうになりつつ。
「今日は、運動する日だから。歩く!」と、ちょっと気合入れて歩いてみた。だから、写真を撮るのはお預け。
もりもりとバラさいているおうちがあったな、と。スナフさんの写真を見て思い出した。ありがとうございました。