いちき たまこ
現実に重なる不思議なおはなし(小説、フィクション、言い伝え)保管庫
わたしのままで生きる日々をくりかえしています。その日思ったこと、日記的色彩が強いものです。
夢は突拍子もなく。でも、あとで意味がつながることもある。夢を蓄えておくための記録庫
季節の廻りにあわせての暮らし、暦による日本の行事についてのことがらを記します
久しぶりに帰ってきたよ!noteの村に!! ちょっとした待ち時間。久しぶりにnoteのアプリを立ち上げたらはじまってました #呑みながら書きました このハッシュタグが懐かしく、嬉しくなったので。手元に持ってるペットボトルのお茶を飲みながら、書いてます はじめて参加したハッシュタグ企画が、呑みながら書きました だったんだな あれをきっかけに、いろんな方のnoteを知って読むようになって。一部の方とはリアルやオンラインでもお目にかかり、なんともたのしい時間を過ごしてた。
夏になったら、お盆が来たら。どうしても食べたいものがある。 それが、わたしの場合は「たこ飯」だ。 たこ飯は、海水浴のおとも。海で遊ぶ前に、たこ壺をいくつも仕掛けておく。昼前に壺をひきあげると、運が良ければたこが入っている。 そのたこは、おやつになる。お昼ごはんは家から持ってきたおにぎり。おにぎりをかじりながら、スイカ割り用に持って来ていた棒でたこをタコ殴りにする。殴ったあとは、海の水でもみ洗いして。ぶつ切りにして、米と炊く。 炊いている間は、また海の中で遊ぶ。 たこ飯の
noteをはじめて3周年との記念バッジの通知が今朝、わたしの元に届いた。 おめでとう、わたし。 このしばらくは「たまこ」で過ごすよりも、現実のわたしで手一杯(と言い訳しながら)、こそりとnoteを読むだけの人になっていた。 でも、バッジを見たら、仕方ないね。書かなきゃ! という気分が湧いてきて、書くことになる。 我ながら単純だなと、ふとにんまりする。 この日は記念日だ。とか 何人が読んでくれた、とか。 「スキ」がいくつついた、とか。 noteの仕組み(アプリ?)が数えて
真っ白に花が浮かぶ、真っ暗な山道を。ひとり、歩く。 空の向こうに、ぽこっと見えるまん丸な月。その光を吸いこんだように、白く光る花。 風がふっと通り過ぎたら、小さな光たちがふわふわと目の前をこぼれて、落ちる。 夜の山を歩くのは怖い。けれど、この桜の花が咲いている時だけは好き。 怖いけれど、好き。 そんな春の夜。 耳の奥で、じいじいと音が鳴る。静かすぎる山の中で、山神さんが人の世界をみつめているときに聞こえてくるという。あの、圧迫されるような、首の後ろの毛が逆立つような
ビルの間の風が、いつの間にか冷たくなくなっていたから、いつもよりゆっくりと街を歩く。 地上はぼんやり薄曇りの色。 薄曇りの色の中へ向かい、ゆっくりと歩く。 薄曇りの下を歩く、人はゆっくりと。 車はいつものように気忙しく。 ゆっくりと気忙しさが混じり合わないまま、別の世界が重なっているみたいにして、同じ場にある。 それが面白くて。でも、危なっかしくて。 そわそわ、周りを気にしながらわたしも、人のように歩く。 歩いて、歩いて。 いつの間にか、オレンジ色の光。 薄曇りの花も
「わーい、大好きな企画に参加するんだ」 浮かれながら過ごした今週。いよいよ、週末!! #呑みながら書きました うきうきと、赤ワインを飲む。半分くらい、グラスを開けたあたりでやって来たメールの着信音。 ……お客様からの問合せ。至急返信してほしいとのこと。 良かった。まだ、お酒を飲み切っていないから、頭しっかり。 誤字もなく、無事にお客様宛メール送信完了。 手元のお酒は、赤ワインから日本酒へ。 ぼちぼち #呑み書き のタグが増え始めている。noteの海をさまよう。読み
どうやって、実名での知人と筆名での人づきあいを重ねているんだろう。 実名と筆名とを使い分けている方は、どんな風に使い分けているんだろうか。 そんな悩み、発生したこの数日。やっと、自分の方針決めてすっきりしたところだ。 学生を終えてからずっと「秘密保持義務」のある業種のなかで過ごした。法律関係、特許関係、土地開発関係の仕事についていた。 会社員の間は、いろいろなことが「秘密」だった。 いつどこに出かけたのか、誰と会ったか。どういう書籍を購入したかも秘密で。チームメンバー以
「ねえ、2月2日は何の日か知ってる?」と友人に聞かれたので、自信たっぷりに答えた。 「節分※でしょ? それか『にゃんにゃん』で、猫の日?」 ……と思っていたら、猫の日は2月22日だった。『にゃんにゃんにゃん』で、「にゃん」がもうひとつ、多かった。 ※今年からしばらく、節分は2月2日。「節分は2月3日」と記憶してきたけれど、124年ぶりに「2月2日」の節分だ。 そんな話をして、翌日の朝。 Twitterを開いたら、あら。ねこだらけ。 タイムラインに流れてくるアイコンが
ドアを開けると、まっすぐに。寒い空気が飛び込んできた。朝はそれほど寒くなる気がしてなかったのだけれど、今日は雪が降るらしい。 いつも、朝には窓を開ける。夜の空気でぱんぱんな身体から息を吐いて、今日の空気を吸いこむ。そのとき、額縁のように東の空を囲むビルの隙間から、朝の空を眺める。 今朝の空は、オレンジとピンクのマーブル模様。これから晴れて気持ちの良い日になるかなと思っていた。それから、メールチェックしたり、デスク周りの書類をファイリングしたり、下ばかり向いて、部屋の中だけ
「頑張る」をがんばっていたなと思い出した、今日。 のんびり。極力、のんびりと過ごしてみる。……「のんびり」をがんばった!! 心拍数やら、血圧やらで、ストレスの様子がわかるという。今年の健康診断では、ストレスチェック付き。 左手の人差し指に、大きめのクリップをつけておとなしく、待つこと3分。カップラーメンができるのと同じくらいの時間で、心拍数などなどを測り、ストレス度合いを教えてくれる。 結果。ストレス、なし。 元気だよ~ということらしくて、ほっとする。 * 心拍
「そろそろ、朝。出かける時間になったから、起きて」と、私を起こしに来た夫は、うめくようなつぶやきを聞くことになった。 「レックボタンを、押し忘れた~」 (ん? 何を言ってるんだ??) 朝のひかりをものともせず、布団にがっつりと頭まで潜り込んだ私がうなり続ける。 「早く押さないと、放送時間終わっちゃうの。押して!」 えらくはっきりした言葉が布団の中から届くので、そおっと羽根布団の中を覗き込む。 ふとんの中では、しかめ面した私。目を閉じて、眠ったまま。それでも、口の中
note書初めやります!……と周回遅れの宣言をしてからもう1週間になる。どきどき、noteを開けて、自分の投稿作ろうとし、でも削除する。その繰り返し。 だって、他の方のnote書初めをよんでいたら、自分の書こうとしていた内容がたいしたもんじゃないと分かってしまって、どうしようもなくなったから。 (そうか。「書くことの出来る、大した人にわたしはなりたい」と心の奥で強く願っているのだ、わたし) そう実感して、自分自身のことにショックを受ける。 わたしは、何よりも自分自身が
2021年を迎えるまでのカウントダウンが始まった。 例年、おおみそかのこの時間は、遠くに瀬戸内の海の音を聞きながら、家族や親類とテレビをながめている頃合い。 でも、今年は東京でテレビをながめている。そして、10数年ぶりに実家に帰らないお正月を迎える。 いつもの年末は、甥や姪ときゃあきゃあ、おはなししていることが楽しくて、パソコンも開かず、ブログを書くこともないのだけれど。 今日は、好き放題。自分の気分のままにnote書いたり、頼まれてた動画の編集したり、仕事やってみたり
「今日は、おひさま出ているから」と、窓を開けての部屋そうじ時間を持つ。 羽ぼうきで、さっさっさ。灯りのうえにおりている、うっすらほこりをおとすと、ランプシェードの乳白色ガラスが、透明感をとりもどした。カーテンレールやエアコンの上をなでる。部屋のなかに在った空気も、凛としまった心地する。 それから、掃除機で。床の上をまんべんなくおそうじ。床の水拭きもしておきたいから、ちゃちゃっと、でもゆっくりと掃除機をかける。 ベッドの下は、なぜかほこりがたまる。毎日、なにかしら掃除して
美味しいものをたくさん食べて、その次の朝。いつもより、ごきげんに目が覚める。あかるくなった部屋で、ふっくら羽根ぶとんにくるまりながら、「ゆうべは美味しかったな」と思い出す。 もぐもぐ。口が動く。 (口には、何も入っていないけれど) もぐもぐ。ほわんと、しあわせな気分を引きずったまま、寝起きの身体を引きずって体重計の上へ…… ! びっくりして頭くっきり、目が覚めた。いつもより1kg多い(あ、控えめな数字を書いておきます。ほんとうは2kg増えた、ひとばんで)。 あれだけ、美
うす暗がりの路地を通って、駅に向かう。人と人とがすれ違うのには、ぎりぎり足りない細さ。生垣やブロック塀に身体を貼りつけるようにして、すれ違う。 日が落ちるのが、早くなった。あたりは、もう真っ暗だ。道の両側に在る家やマンションから、かろうじて光が届く。その、うす暗がりのなかを急ぎ足で歩く。 ちょうど、終業時刻を終えたばかりで、振り返って見えるほどよい高さのオフィスビルから、ぱらぱらと人が出てくる。そして、皆、この細い道へ吸い込まれる。 だからか、いつの間にか。この時間帯は