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いちき たまこ
2020年1月17日 17:03
年に一度。カビとたたかう日がやってくる。それは、鏡開きの日だ。カビのはえ具合がどうであれ、鏡餅を必ずひとかけらは食べなければならない。鏡餅は、年越しから正月明けまで、お供え物としておかれてある。あの餅の中には、神様がやどる。その神様の力を、身体の中に取り入れるまじないとして、鏡開きがある。鏡開きは、鏡餅を神棚からおろし、木づちでたたいて、餅を開く。ばらばらにされた鏡餅は、家族皆で分けて食べ