【貧困マインドから抜け出す】
「お金持ちほどコンビニに行かない」ってよく言いますけど、ホント不思議な話ですよね?
お金持ちは「時間をお金で買う」ことに躊躇なさそうですが、コンビニはそれ以上に物価が暴騰しているからでしょうか?
逆に貧乏な方ほど、コンビニで割高な弁当やらお茶やらホットスナックやらを飲食しているイメージがあります。
そして悲しいことに、栄養失調になって疲れが抜けず、睡眠も真面にとれず、肥満になって病気になりやすくなるという悪循環……。
これが残酷な資本主義社会。
コンビニや自販機で飲料を買うともったいないので、私は呼吸するかの如く当たり前のように水筒持参ですが、意外と水筒使ってる人って少ないんですよね。
因みにホット飲料はすべてインスタントコーヒーか、Amazonで買ったルイボスティーです。
まあ確かに職場まで水筒を持ってくるのは面倒臭いし、インスタント系のやつを職場で入れてると貧乏くさい感はマシマシですし、なんか浮きます。
私の場合は日頃から職場で超絶浮きまくってるので、もう今更気にしていないのですが……。
「心に余裕がないと節約する気が起きない」というのは真理だと思います。
合理的に考えれば自炊したほうがいいし、水筒持参したほうがいいし、酒も煙草もギャンブルも風俗もやらないほうがいいに決まっています。
でもストレスに塗れた忙しすぎる現代人は、そんな当たり前のことも出来ないほど思考停止せざるを得ない状況に陥っています。
あまりにも人生に余白がありません。
「人間は遊ぶ生き物であり、余白を生み出すことで人間性が生み出される」というのは精神科医である泉谷閑示先生のお考えですが、辺りを見回しても余裕をもって生きている人が私も含めてマジでいません。
若手から管理職まで、一人暮らしから子育て世代まで、みんなタスクに追われるようにしながら忙しなく日々を過ごしています。
「やることが多いなら勇気をもって切り捨てる」というのが時間管理系自己啓発本のお決まりなのですが、一介の社畜には少し難易度が高いところもあります。
やること多すぎて頭がパンクしてしまい、まぁ面倒臭いことなんてやる気も起きません。
あとはもうトップオブトップで害悪中の害悪である労働のせいも多分にあります。
ブラック企業に勤める方が転職できないのは、あまりの社畜スケジュールをこなすのに精一杯で脳が麻痺してしまい、「このまま仕事をしていた方がマシ」という現状維持バイアスが働いてしまうからというのは有名な話。
さて、このような貧困マインドから抜け出すためにはどうするのが良いのでしょうか?
身も蓋もないですが、資産をある程度築くしかないと思うんですよね。
資産と時間の余裕は明確に比例している気がします。
「お金の余裕は心の余裕」とも言いますが、『手放す練習』(著:ミニマリストしぶ)によると、貧乏人は認知能力がガクッと下がるという研究結果があるそうです。
認知能力が下がってしまうことで、未来視点で考えると圧倒的に不利な金の使い方をしてしまいます。
さらに、貧乏人ほどモノを溜め込み、お金持ちほど部屋が綺麗というデータもあるようです。
貧乏人にとって「捨てる」という行為は、自分の身体から無理やりにお金を引きはがす行為にも等しく、その痛みを避けるためにどんどんと溜め込んでしまいます。
逆接的に言えば「モノを捨てればお金持ちマインドになる」ということでもあります。
ミニマリスト的生活はリターンが非常に大きく、あらゆる面で人生に好転をもたらすと思います。
私自身も似非ミニマリストになってはや数年ですが、明確に思考がクリアになり、集中力が持続するようになり、可処分時間が圧倒的に増えた印象です。
半分怪しい宗教ですが、ミニマリズムってすげえなって思います。
まとめます。
「まず部屋を掃除しよう。そして時間を生み出そう。生み出した時間で費用対効果が最も高い自炊をしよう。さらに余裕ができたら無駄金を見直そう。そして資本主義社会の鉄則である投資をしよう。」
これです。
ハードル高いけど、貧困マインドを駆逐するにはある程度の資産を築くしかありません。
一番即効性があるのは節約ですから、それを可能にするためのミニマリズム導入が一番な気がしますね……。