見出し画像

外国語を勉強するのは何のため?

AIで全部自動翻訳できるなら外国語なんてやらなくていいじゃん!
最近よく聞く意見ですが、コナン君の自動変声機が実現できている以上、それに翻訳機能を加えて話した声をそのまま英語にする機械もすぐに売り出されるでしょうね。

これは私が言語学者の方と話し合っていた時に出た話題ですが、タイトルの問いの重要性は年々高まっています。そこで、私なりの答えを三つほど出させていただきます。

まず、自国の言葉を勉強してくれた人って好感持ちませんか?
日本語なんて特に難しいですから日本語ペラペラの外国人を見るとすごい努力家でしかも日本が好きなんだと感じて優しくしたくなります。

実際私もデンマークではデンマーク語を話せるだけでいろんな人に話しかけられました。デンマーク語は発音がめちゃくちゃ難しいのでそれだけ私がデンマークが好きな気持ちが伝わったのでしょうね。

次に、言語能力は知能の高さを判断する材料になります。これは教授に聞いた話ですが、数学だけがものすごくできる人と数学それなり+英語が得意な人は後者が企業などの場所で優遇されるそうです。つまり、外国語が得意かどうかは実用性以上に本人の能力を評価する基準になるのですね。

最後に、相手の方に安心感を与えることができます。やっぱり日本語を話す外国人の人を見つけるとなんか嬉しいというか落ち着くというか何とも言えない気持ちになるんですよね。だからこそ私は相手の方にそういう気持ちになってほしいので、相手の言語に合わせる努力をしています。

自分の生まれたときの言葉って特別なものなんです。だから、AIで意思の疎通ができるようになっても心までは伝えることはできません。本日は自分が外国語を必死に学ぶことでしか得られない価値があるというお話でした。

いいなと思ったら応援しよう!