私の人生がうまく行ったのは両親のおかげ
私はよく親に感謝すべきという言葉を口にしていますが、それは私が親のおかげで今まで人生が何とかなってきたからです。
私は中学生の頃一年間ほど不登校を経験したことがあります。ですが、そのことがその後の人生に悪影響を与えたことは一切ありませんでした。
むしろ不登校の経験があるおかげで、将来教師として様々な事情を抱える生徒の指導ができる自信があります。
なぜそのようになったかというと、不登校になった時の母親の対応が完璧だったのと、地頭がまあまあ良かったので勉強に遅れが出なかったからです。
母は学校に行かない私を一切責めることなく、温かく接してくれました。そのおかげでだんだん母に申し訳なくなり、家が退屈だったこともあり自然と復学することができました。
地頭の良さに関しては私が努力をしたわけでなく単なる遺伝です。高校はあまり偏差値の高い学校に行けなかったのですが、その学校の先生が私を熱心に指導してくださったおかげで希望の大学に合格することができました。
大学時代は奨学金を借りずに済んだためにアルバイトをしなくてもよく、勉学に集中することができました。そのおかげで成績が良くなり、高い成績平均値を求められるデンマークへの交換留学枠を取得することができました。
しかし、その後新卒で一般企業に就職してからは地獄を見ました。なぜなら一人暮らしをしていて親に頼れなかったからです。ですが、その時に親のありがたみが身に染みて感謝するようになりました。
現在私は実家から通信制大学に通っているのですが、もし奨学金が残っていたなら今頃まだ前の会社でひいこら働いていたでしょう。
そうです、私の人生はすべて親のおかげで成り立っています。
世の中親ガチャという言葉が流行っているのもこれだけ世の中が不平等なら仕方ないとも思います。
虐待するような親の下で育った方には申し訳ないのですが、世の中には私のような親のおかげで何とかなってきた人間が多数存在します。そして、そんな私たちにできることは親孝行だけだと思います。
私の父は私の学費を全額支払った後肺がんで亡くなってしまいました。
生きているうちに親孝行ができなかったのは残念ですが、私が将来立派な教師になって世の中の役に立つことで報われると信じています。
母はまだ生きていますが、亡くなった父を見る限りいついなくなってもおかしくありません。ですので、できるうちに親孝行をしていこうと思います。