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その「肉叢」を食などする物

肉叢(ししむら)
肉の塊。肉体。

ゼノギアスというゲームがありまして、知人が「玉坂さんきっと好きやと思うから、解説動画だけでも観てみてー」なんて言うもんだから気軽に見はじめたんですよ。

神話をオマージュした設定やら、背景が数千年レベルで流れる物語やらで大変に興味深いのだけれども…とにかく長い。解説だからちゃちゃっと長くても1時間くらいなんかなーなんて、気軽に手を出していたもんだから、Part9の途中位からまだ終わらんのか、まだ終わらんのかって焦って焦って。しめて約25分動画×Part16まで。かいつまんだ解説でこれだけ長いですからね。きっと本当にゲームで体験したらその数倍かかるんでしょうし、重厚なんでしょうね。

壮大過ぎて読み込むだけでも相当な時間がかかるので…ストーリーの解説はwikipediaやら解説動画やらに任せます。

今日これを取り上げたのは、ストーリーの中で出てくる、宇治拾遺物語から引用されたこの一節のため。

吾己が人の命を絶ち、そのしゝむら(肉叢)を食などする物は、かくぞある。おのづから、うけたまはれ。たしかにしやくび切りて、犬にかひてん

肉叢(ししむら)って言葉がなんとなく、男子心をくすぐりました。
RPGでよく出てくる武器名。三種の神器の一つ「雨の叢雲(天叢雲剣)」でもこの漢字が使われてますね。

肉=ししの方について。これは獣だとかの意味でもあるようで、もののけ姫のシシ神さまって知ってますかね。その意味合いからきているかもなーって。このあたりでも言うてました。

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ゲームに限らずだけれど、こういった物語のストーリー、設定考える人って心底尊敬する。


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玉坂
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