無添加ノンアルコールビール「ガチプラ ビアテイスト」「NINJA LAGER」が届いたので6種飲み比べ
ちょっとアルコールを控えようと思い立ち,ここ数週間ノンアルコールビールばかり飲んでいる。体調がよくなったかというと全くそういうことはなく,むしろ麦的なものの摂取量は増えているからか,日中少々体がだるい。「健康のためになら健康を害してもいい」的な笑い話はよく聞くけれど,それを地で行き自嘲気味に,止められないノンアル晩酌を続けている。
アルコールがなくても何とかなるんだって喜び位かな,得られた報酬は。
自己肯定感の高まりってこんなとこにもあるんだな,と。
そして掲題。
無添加ノンアルコールビールって何?って明確な基準はないのだけれど,自分の中では以下が基準。
・成分表の中に麦芽,ホップ,米以外が入っていない
なんか気分的に嫌なんですよね,香料,人工甘味料,あと大豆ペプチドだとかが入っていると。雑味もするし。だから,選択されるは無添加ノンアルコールビール。多分,同じようなニーズってあると思う。
ざっとネットで探してみると,該当する商品は4種類。
・日本ビール 龍馬1865
・麒麟 グリーンズフリー
・MARUKU MARUKU AF Lager
・パナバック ヴェリタスブロイ
・ジャパンビバレッジ NINJA LAGER
・日本ビール ガチプラ ビアテイスト
飲み比べてみたので,備忘録的にメモ。個人評価/順位は自分の好みに酔っている。あとはよくある評価だと見た目も評価基準にあるようなのだけれど,今回は割愛。個人的にはラガーの透き通った感じが好きなので,グリーンフリーが美しく感じた。評価も一位だし,ひいき目に。ビールの再現度という意味ではヴェリタスブロイが最も高いと思う。人によってはこれが1位だという人も多そう。ただ,これは本当に個人の好み。カロリーが100mlあたりグリーンズフリー9cal,ヴェリタスブロイ12calであることと,若干の癖がグリーンズフリーにあって,それが個人的に好きであったということで,同率にしたい思いもあるけれど,あえて差をつけた。ガチプラビアテイストと、NINJALAGERは本当に僅差。どちらも似た感じの攻め方で、美味しい。1位・2位との差は甘さ。ガチプラもNINJAも若干甘味が強い。龍馬はロースト麦芽を使っているというところもあって、この二つに近いのだけれど、甘味が抑えられているという点で少し抜けて3位。
では,寸評。
※各項目5点満点
■龍馬1865
ロースト麦芽と成分表に書かれていて,まさにその風味が印象的。ドイツのレーベンブロイってビールの味を思い出した。そういう意味で,コクのあるノンアルコールビールが飲みたいときはこれがおすすめ。商品名が「龍馬1865」って癖があって好み。ほんのりホップ香る。値段も350ml100円程度で安い。常飲しやすい。
■麒麟 グリーンズフリー
一口飲んで,さすが麒麟だなーって思った。うまいからというよりは,やりたいことが明確に感じられるという意味で。すっきりさっぱり。ホップの風味を感じさせるけれど,程よい苦み。麦芽の甘味はごく控えめ。おそらく,日本のビール好き層を熟知しているからこその選択に思えた。最近クラフトビールも増えてきて,エールも多くなってきたけれど,ビールといえばほぼほぼラガー。無添加領域で,その代替を的確に取りに来る感じ。たまに飲む,癖のある酒より,常飲層をおさえた方が強いのだよって,高見からのせせら笑いが聞こえる。いろいろ踏まえて1位。
■MARUKU MARUKU AF Lager
パッケージがおしゃれ。MARUKUのサイトから購入してすぐに届いた。Thank youカードも入っていて,しっかり関係性を築いていこうって思いが伝わる。ターゲット層は女性なのかなーって漠然と。そういえば昔,おむつ売り場にノンアルコールビールを置いたらある程度売れたってマーケティング話を聞いたことある。少し話は変わるけれど。味の感想は率直に「甘い」かな。今回カロリーは評価に入れなかったのだけれど,100mlあたりで龍馬15kcal,グリーンズフリー9kcal,MARUKU27kcalで,MARUKU AF Lagerが圧倒的。製法上そういう作りなのだろうけれど,個人的には甘すぎて飲み切るのが大変だった。炭酸と,レモン果汁で割ったりするとよいかもしれない。
■ヴェリタスブロイ
ドイツ輸入のビール純粋令仕様。正直,これを最初に飲んでいたら,グリーンズフリーと順位が覆った可能性がある。おいしい。ビールちゃう?ってくらいビールっぽい。アルコール0.0%表記なんで,アルコールは入っていないはず。でもビール感すごい。値段も1本100円程度(ただし,1本330mlなので,日本の1本単位より若干少ない)でお手頃価格。100mlあたりのcalは12calと,控えめで好感度高し。ビールに近い無添加ノンアルコールビールを探しているんだーって人であれば,間違いなくこれを勧める。おいしい。こっちを一位にしようか,書いている今でも少し迷っている。すんでのとこで,2位となったのは,ドイツからの輸入であるというところか。日本の商品を推したいという思いも踏まえてトータル順位。
■ガチプラビアテイスト
アマゾンのプライベートブランド。無添加系ノンアルコールビールを抑えてきたところにセンスを感じる。恐るべしアマゾン。値段も1本あたり107円と、他の低価格商品と並んで価格競争にも負けない攻め方。味は龍馬に近いけれど、少々甘味が感じられるかな。パッケージは緑のホップをモチーフに、ターゲットは女性かなと思わせる。100mlあたりでカロリーは11kcalと、飲み比べた中では二番目に低い(一番はクリーンズフリーの9kcal)。甘くなかったらなー…。
■NINJA LAGER
名前とパッケージが男子心をくすぐる。素敵。苦み・甘味・のど越し等々、ガチプラにとても似ている。同時期にそれぞれ1ケースずつ買って毎日飲み比べたけれど、その違いをうまく表現できないくらい似ている。日によって苦みの感じ方が若干異なるというわたし自身の未熟さはあるにせよ。値段は1本あたり127円程度と、他の低価格帯と比べ若干高め。味はガチプラで先述の通り若干甘い。カロリーは100mlあたり12kcal。
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龍馬、MARUKUを買った時の記事。