燕雀いずくんぞ「鴻鵠」の志を知らんや
19~22歳くらいまでの間、片田舎で夜の仕事をしておりまして。
はるかさんというその店で指名数No.1のキャストが、40歳くらいのおっさんのボーイに愚痴ってたんですよ。教育がなってないから新人をヘルプにつけて欲しくないだとか、指名客にばっかりついていたら新規取れなくなるから、指名客についてるときもたまには新規につけて欲しいのに黒服はその辺を全くわかってないとか。
まーまー、古今東西数多の店で2億回は繰り広げられたであろう、どこにでもある愚痴です。
その時におっさんボーイがはるかさんに言うてたんですよ。
その日の店が終わって、女の子を全員家に送り届け、締め作業で売り上げの計算やらお酒の発注作業をしているときに、おっさんボーイに聞いたんです「燕雀いずくんぞなんとやらって、どういう意味ですか?」って。
「はるかさん、うんうん頷いてましたけど、意味わかってたんですかね」
「知らんよ」
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