心がふれた瞬間
なんでもない日の中で、心がふれた瞬間ってありますか?
yukkoさんの個展に行ってきました。
わたしのnoteの見出し画像にも、たまにyukkoさんの画像を使わせてもらってます。Twitterで見たことある方もいるかも?
赤ちゃんの匂いがしてきそうなほどの柔らかな水彩タッチ。瑞々しい表現力に、きっと、一度見たら心を鷲掴みにされること間違いなしです。
個展でいちばん鷲掴みみされた作品はこちら。
膝の上に座った我が子を上から見てる絵です。
短いあんよに小さな靴下。
慣れない病院にそわそわ。
なんか恐い。安心したい。抱っこして欲しい。
でも、前をみたい。
ゆえの、お膝抱っこ。
これ観て、ものすごくドキっとしました。わたしにとっての日常、なんでもない日に見てた光景そのままだったからです。
毎日はちゃめちゃで、生きること、生かすことにいっぱいいっぱいでした。
お風呂のお湯を流されてしまったこと、なかなかお着替えしてくれないこと、渾身の料理をほとんど残すこと。寝たはずがベットに下ろすと起きること、お尻かぶれがひどく延々と泣いてること。全てどうしようもないことなのに、どうしても感情的になってしまうこと。
そんな日常を必死に過ごしてたわたしは、むすこの、むすめの、尊い瞬間に気付かなかった。
あと何回、お膝抱っこできるだろう?
あと何回、病院に連れて行くのだろう?
あと何回、、、?
未来永劫続かない儚さがあるから、美しいのかもしれない。
どんな日常も、大切に。
個展、今週末までの開催だそうです!ぜひ足を運んでみてください。
おしまい