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今月読んだ本…3月

誰も興味ないと思うけど、わたしの本棚、毎月公開してます。
何か面白そうな本ないかな?とアンテナ張っているあなたの参考になれば幸いです。やー


対話とアイデアを生むグラフィックファシリテーションの教科書|山田夏子

3/23にflier book labでイベントのある本。グラレコとグラファシの違い、目的や書き方など、グラレコベースのわたしとは大きく認識が異なっていました。

以前からリアルタイムでグラレコやりたい!とか思っていたけど、そもそもそれはグラレコに向かなかったんですね。

刺さったところ↓

書き方に「当てはめよう」とするのは、本末転倒です!まして、最初から表や樹形図、ベン図といったフレームワークを示すのはやめましょう。

グラフィックファシリテーションの教科書p157

ここでのファシリは「収束」より「発散」、「議論」より「対話」に重きを置いているから。いかに参加者に主体性を持ってもらい、対話してもらうか。いかに参加者を信じて、参加者の中にある答えを待つか。

ほほう・・・。これ、ファシリテーターだ。

ただ実際問題、ファシリテーターって会議の主催者がやりませんか?で、会議ってたいていゴール(これを進めたい)ありきで開かれる合意形成のものがほとんど…発散・対話的というより、合意形成、すり合わせ、落としどころをつける場というか。

そんなこともあり、グラフィックファシリテーションをできるようになりたい!というモチベはそんなに湧かず。。やはりやりたいことはグラレコ。んで、ファシリテーターじゃなくてその場の当事者にもっとなりたい、という欲望のほうが大きいことに気づきました。(わたしにとっての学び)


働き方の損益分岐点|木暮太一

最近ね、残業続きでしんどかったんですよ。これじゃアカンと思ってた時に見つけた本。Kindle Unlimited対象。

考えさせられたところ↓

「古い業界」だからこそ、今日一生懸命身に付けた知識や今日一生懸命開発した技術を長い間活用でき、長い間「資産」として生かせるのです。

「人生格差はこれで決まる」より引用

それなりに「古い業界」の中の人から見ると、、おやおや?と思ってしまう。積上げたものを「資産」として認識できていないだけか、それとも…ごにょごにょ


未解決の問い:なぜわたしはこれまで得てきた知識・技術は「資産」だと言いきれないのか



成熟スイッチ|林真理子

たしか、ワーママインフルエンサーのはるさんが紹介されてた本。ひと言でいうと、「(あんたも私みたいに)ちょっとずつ成長しようや」て感じかな。雑

歳を重ねるのが楽しみになったところ↓

人は年をとり、人付き合いの新陳代謝を繰り返していくうちに、人間関係に悩まないようになっていきます。自我も強くなっていくから、他人との関係に過度に依存することもなくなり、相性の悪い人の存在だってどうでもよくなってくる

折り合いの悪い人、いますよね。悩みますよね。
でもどうでもよくなるんですって。経験を重ねた結果、すべての人に好かれるなんて無理だと悟れるみたいです。

ただ、林先生に比べたら若造なわたしでも、「すべての人に好かれるのはムリ」と頭では理解してます。それでも、「やっぱり好かれたい」と欲を出してしまう。で、失敗して傷つく。これを繰り返さない限り振り切れないのでしょうか。・・・なんかアホみたい。

てことで、経験の浅い若造のわたしでも、相性の悪い人へのネガティブ感情に飲み込まれない方法を考えてみた。


問い:相性の悪い人へのネガティブ感情に飲み込まれない方法は何か。
答え:

  • 社会的欲求を満たせるコミュニティを増やす(会社・職場・家族・友人・地域…)

  • 「好かれなければならない」価値観のきっかけを探る

  • その人に好かれて本当に嬉しいか考えてみる

  • まったく別のこと(趣味とか)に脳内をジャックさせる

個人的には三つ目が好き。ハッと、目が冷めそうじゃない?w


ない仕事のつくりかた|みうらじゅん

voicyで荒木マスターが紹介してた本。著者は「マイブーム」「ゆるキャラ」の名づけ親らしいです。ひと言で言うと、「視点を変えたり組み合わせたりして、まるで新しいものかのように見せる技」て感じ。

みうらじゅんさん、とにかくネガ→ポジ変換の天才、という印象。(あと、問いの生産機)

人はよく分からないものに対して、すぐに「つまらない」と反応しがちです。それでは「普通」じゃないですか。ない仕事を送り出すは、「普通」では成立しません。「つまらないかもな」と思ったら、「つま……」くらいのタイミングで「そこがいいんじゃない!」と全肯定し、普通な自分を否定していく。そうすることで、より面白く感じられ、自信が湧いてくるのです。

ない仕事のつくりかた|P23

ポップにするための手っ取り早い方法は、なんにでも言葉の終わりに「ブーム」か「プレイ」を付けてしまうことです。(中略)「ブーム」「プレイ」を言葉に足すのは、前述の「自分を洗脳する」ということにつながるのです。面倒なことやネガティブなことも、楽しんでしまおうと自分に思い込ませるための手段です。

ない仕事のつくりかた|P66

例えば今月しんどかった「残業」をポップなものに変換するとすると…

残業ブーム、残業プレイ、残業エネルギー、残業チャレンジ、残業ドリーム、残業ダンス、残業ロールプレイ、残業パフォーマンス、残業エンジョイ、残業エンタメ・・・いろいろ言えそう。

・・・うーん。よし、
「残業パフォーマンス」に決定だぁ!
わがままな上司に激務を演じることでアピールできる感あるでしょ?(皮肉

面倒くさいと思いながらやる仕事って大した結果にならないよね。どうせやるなら楽しもう精神で、大真面目に遊べる大人になりたい。

未解決の問い:ネガティブワードをポップに変換すれば、本当に自己洗脳できるのだろうか?実験してみる


スマホ脳|アンデシュ・ハンセン

以前の記事で熱く語るきっかけとなった本です。ひと言で言うと「人間よ、スマホにジャックされるな。」読後、行動せずにはいられなくなるインパクトありです。ぜひぜひ読んでほしい。そして一緒に集中力を取り戻そ?

未解決の問い:スマホ依存を解消した先、集中力は本当に取り戻せるのか?実験中


独学の思考法|山野弘樹

たしか、「世界は贈与でできている」著者の近内さんがおすすめしてた本。たぶん!ひと言で言うと「正解のない問いに取り組み、人生を豊かに。そのために自分で思索を展開するんだぞ!」

まず冒頭、衝撃すぎるほど共感。

読了した本の高さが高くなればなるほど、私は自分の知力も向上しているような気がしました。今思えばただの時間満足なのですが、当時はその光景を見ると心の底から満足することができたのです。

独学の思考法|P26

そんな著者が、友人に読んだ本の話をした際、「どうして十七世紀のヨーロッパが進歩していたと言えるか」と問われたそうで。

すっかり読書愛好家になっていた私の頭は、「その話はどの本の何ページに書いてあっただろうか」という発想しかできなくなってしまっていました。まるで、さまざまな著者の主張を切り貼りしたかのような頭の中身だったのです。

独学の思考法|P26

これ、読書好き・多読家だったらきっと「ドキィ!!!」となるんじゃない?わたしはなりましたよ。当然。なんも考えてなかったわ、と。

でもご安心ください。そんなわたしたちへつける薬をご用意してくださってました。ぜひ本編を読んでみてくださいね。

グラレコ↓

自らで「問い」を立てられるかが一番の分かれ道かと思う

未解決の問い:「論証」ターンの自分の推論って…どうやるの?


独学の地図|荒木博行

荒木マスターの最新の本。たまたまですが前書と「独学」つながりでした。こちらの本の方が、オリジナルの独学をするための具体的方法が書かれてた印象。ひと言で言うと「学び方・生き方を考えて、自分らしく生きよう」


ささったことろ↓

それは単に知っていたことを語った表面的な感想にすぎません。そういうそれっぽい一般論は私たちの本来の学びに蓋をしてしまうのです。私たちが本気で学ぼうと思うのであれば、すぐに忘れ去られてしまうようなそれっぽい一般論をそのまま放置してはなりません。そういうきれいな言葉を排除して、知的な負荷をかけながら、裏側に隠れている経験の前後の差分を削り出していかなくてはならないのです。

独学の地図|P63

これまた「ドキィ!!!」となりました。
これまでのnoteで記してきたものは、果たして「本質的な学び」だったのか。はたまた「それっぽい一般論」だったのか。確かめたくなる衝動に駆られました。(怖くれ見れない)

「独学の思考法」「独学の地図」をふまえ、一冊の読書が終わったときは、以下の2点セットをアウトプットしていこうと決めました。noteの「今月読んだ本」シリーズでね。

  1. この本が主張してることを一言で分かりやすく

  2. 読了前後における自分の差分はなにか(何を学んだか)
    →自分なりの問い・自分なりの答え




以上、3月に読んだ本でしたー!


おしまい

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