土鍋で秋を炊く⑩ 「さわらのトマトスープ」
日本のおいしい秋の旬を煮込もう。八百屋に並びはじめた露地物の秋白菜とさつまいも、そこに、脂と旨味たっぷりな鰆(サワラ)を加える。出汁なんかいらない。土鍋の蓄熱効果で、食べ終わるまで熱々だ。
春の魚と書いて「鰆」(サワラ)。春になると卵を抱えて瀬戸内海に入ってきて「春を告げる」ということから、春の季語でもあるが、脂がのった鰆はこれからが美味しい。
イタリアの魚屋で魚を選ぶのはむずかしいけれど楽しい
イタリアで鯖(さば)は「スゴンブロ(Sgombro)」というが、鰆(さわら)も「スゴンブロ(ズゴンブロ)」。イタリア語で「これさばじゃなくて、さわらじゃないの?」と言いたくても「これスゴンブロじゃなくて、スゴンブロじゃないの?」になってしまうので、細かいニュアンスが伝えられない。これはわたしの未熟さゆえになのだが。
加えて、出世魚は成長段階で名前が変わっていったり、地方によって名前が異なったり。これは日伊ともに同じ。
(2018年過去記事のため個展は終了いたしました)
我妻珠美 陶展 -秋を炊く-
Tamami Azuma
Ceramic Art Exhibition
Ecru+HM(Ginza Tokyo)
2018年11月16日~24日
※21日休廊
12:30-19:00 (Last day 17:00)
東京都中央区銀座1-9-8 奥野ビル4F
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#アート #陶芸
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