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菊地美香子「大人の絶妙ニュアンスメイク」

読書記録4つめ

菊地美香子「大人の絶妙ニュアンスメイク ナチュラルなのに劇的にお洒落になれるテクニック」(三笠書房、2019年)

ナチュラル&オーガニックのビューティーブランド「celvoke(セルヴォーク)」のクリエイティブアドバイザーである著者の考え方やメイクのコツが書かれています。


ファンと言うほどではないですが、2、3年前にピンクのアイブロウパウダーをセルヴォークで購入したことをきっかけに何となく覗くようになりました。
そう、茶色ばかりだったアイブロウパウダーにピンクやグリーンのカラーがあって「そんなんありなんだ」と驚いた記憶が。ピンクのアイブロウ、中々良いですよ。

こちらの07番ラセットブラウンです。ピンクがかったブラウンという感じでそこまでピンクでは無いので、想像よりは自然になるのではないかと。


さて本題。
本の中で「せやな!」と同意したのが「チークで作る高揚感」の所。

本で「可愛さ」の定義は特にされていないけれども、個人的には「可愛らしさ」の方があっているのかなと。「顔が整っている」とか、「カッコ良いの対義語」という事ではなくて親しみやすさとか愛嬌に近いイメージ。なのでピンクでメイクする、と言うことではなく血色感を足す。

30代になり顔のくすみが気になってから、血色感の重要性を実感。
自分ではそんなに変わっていないような気がするけど、昔の写真となんか違う。最近この本を読み返して久しぶりにチークを入れたら「あれ、自分の顔ええんでないかい?」と感じました。高揚感大事。


本の中で一番好きなのはメイク4パターンの写真。
表紙にもなっているピンクメイクの他に、ネオベージュ、ブルーグリーン囲み目、カラーライン&リップが紹介されています。
(表紙は画像だとオレンジベージュに見えますが、実際はくすみピンクです)

モデルは竹下玲奈さん。雰囲気あって素敵。
4パターンそれぞれ雰囲気が違っていて、メイクのワクワク感が伝わります。
(美し過ぎて自分の顔で再現出来ないのが難点)

特に好きなのはネオベージュ。ナチュラルなのに雰囲気があってシンプルな服装に合いそう。写真では白T+ジーンズに合わせています。

アイメイクは単色のパウダーのみ、リップも直塗りと簡単にできるのも良い。
アイライナーをいまだに上手く引けない私には塗るだけなのはありがたや。
最近、このページで紹介されているチークを購入。肌に馴染んで「じゅわっ」と血色感が出ます。ぐへへ。


チークはこちら。

celvoke/カムフィーブラッシュ 04レッドベージュ ¥3,520


別ページに紹介されているリップも買ってしまったぜ。ぐひひ。

 celvoke/ディグニファイド リップス 09 テラコッタ ¥3,850


本を読んで感じるのは、メイクにかける著書のエネルギー。
メイクで人を幸せにしたい、それぞれの個性という美しさを引き出したいという思いが言葉や実践しているテクニックから感じられます。

ワクワクするとか、グッとくるとか。
メイクはそういうものじゃないと。

P20より

 個性を引き出したいだけなの。いわゆる、ブサイクなんていない。

p30より

極論を言えば、セルヴォークで全女性をもっとキレイになってもらいたいのよ

p165 インタビューページより


何気なく使っている商品にも、メイクを通じて何を誰に届けたいか、仕事を通じて社会へどう影響を与えて行きたいのかというメッセージが詰まっているんだなあと改めて感じました。


本の内容としては、メイクの細かいやり方というよりはマインドやコツが主です。(メイク初心者の方がメイクのやり方を学ぶという目的の場合は、ちょっとざっくりし過ぎているかな)

メイクやアイテムの写真が好きなので私はお風呂の中などリラックスしたい時に読んでいます。
さくっと読めるので、よかったらぜひ。



ではでは!

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