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ニキビ跡にサヨナラ。透きとおる肌をAでつくろう
梅雨入り前のさわやかな日が続きますね。
こんな日はシャツ一枚で出かけたくなります。中をすうっと風が通り抜けてゆく心地よさ。この時期ならですよね。
そんなファッションに似合うのは、軽やかなメイク。そしてニキビ跡などとは無縁の、透き通るような素肌ではないでしょうか。
そんな肌を、自分でつくってみませんか。鍵を握るのは、ビタミンA。
生まれ変わりをスムーズにする
美肌の栄養というと筆頭にあがるのがビタミンCですが、じつはビタミンAも大きく関わっています。レチノール、レチナール、レチノイン酸の3つがあり、動物性の食材に含まれています。
というと「にんじんは?」という声が聞こえてきそうです。野菜に含まれるのはカロテノイドという色素。これが体内に入るとビタミンAに変換されます。
免疫力を高める、視力に関わる、などいろんな仕事を持っていますが、細胞づくり、つまり美しい肌をつくるためにも関係しています。
肌の細胞は生まれたあと、少しずつ表面に押しあげられて分化し、垢となってはがれ落ちていきます。この一連の流れ(ターンオーバー)にビタミンAが深く関係しています。
ここが乱れると、肌細胞の生まれ変わりがうまくいかず、肌が荒れたり、ガサガサしたり、ニキビ跡が残ってしまったり、乾燥してしまったりとトラブルとなって出てきます。
実際、「かかとのガサガサがなくなった!」「ニキビ跡が消えた」といった話はよく耳にします。すごい。
乱れる理由のひとつとして、ビタミンAが足りていないことが考えられます。他にも、同じく生まれ変わりに関わる亜鉛、ビタミンD、肌細胞の材料であるタンパク質が不足しているケースも。
ビタミンAが多いのは、レバーやうなぎ、バター、卵といったもの。レバーはさておき、卵やバター、とっている人は意外に少ない印象です。
動物性、植物性、どっちからとる?
ビタミンAは、タンパク質とくっついて(RBP)体内で運ばれます。無駄なく活用するためにもぜひ一緒にとるのがポイントです。
ちなみにカロテノイドは、にんじんやかぼちゃ、ほうれん草など、色の濃い野菜に多く含まれます。ただ、ビタミンAとしての効力は動物性食品よりも低めだということは覚えておきたいところです。
例えばカロテノイドの一種にβ-カロテンというものがありますが、レチノールに換算すると、その効力は1/12。
単純に説明すると、ビタミンA1個分のはたらきが欲しい場合に
レチノールは1個あればよいのに対し、
β-カロテンは12個も必要だということになります。
卵もバターも避けないで
卵もバターもネガティブなイメージがあるようですが、わたしはそうは考えていません(詳しくはこちらとこちら)。なので、生活にたくさん取り入れています。
例えばバターをたっぷり使ってリッチなオムレツを作ったり。卵は1個だけ、とか、バターではなくオリーブオイル、みたいなことはしません。もちろん、極端なこともしませんが。
卵にはタンパクが多いのもポイント。直接肌の材料にもなるし、ビタミンAを体内で運搬してくれます。さらにバターの香りでリッチな気分を味わうことができるのも高ポイント。
にんじんやかぼちゃに多いカロテノイドは脂で溶けやすい性質を持っているので、炒め物などにすると吸収されやすくなります。私は以前紹介したドレッシングをフル活用。
ため息の出るような透きとおる肌。薄着になるとますます際立つように感じます。
肌は一朝一夕にできるものではありません。毎日口にするもので、違いを、コツコツと。