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やりたいことをやる 行きたい場所へ行く スノーシュー編

やりたいことをやる 行きたい場所へ行く


これからの生き方の軸として
やりたいことをやる
行きたい場所へ行く
会いたい人に会う
そのための時間を作ったり費用を捻出する手段はさておき、50半ば過ぎた私は、この3つを基本に生きていこうと思っています。


王ヶ頭ホテルでスノーシューをしたい


行きたい場所へ行く、やりたいことをやる、の一つとして
3月初旬に
「長野県美ヶ原高原にある王ヶ頭ホテルに宿泊し、スノーシューをする」
を実現してきた。やっぱり山が好き。

美ヶ原高原へは昨年2022年7月に行ってきた。その時、なかなか予約の取れない人気ホテルの王ヶ頭ホテルにキャンセル待ちを入れていたら、ラッキーな事に直前に部屋が取れたのだ。景色の素晴らしさは尚更のこと、そのホテルの素晴らしさに感動し、今度は冬に来てスノーシューを楽しみたいと思ってしまった。

2022年7月
王ヶ頭ホテル前からの朝日
2022年7月
標高2000メートルの場所にあるとは思えない素敵な場所

元は山小屋から出発した王ヶ頭ホテル。少しずつ改良増築し、今の姿に。2000メートルを超える場所にある宿泊施設とは思えないクオリティの高さとサービスにここの大ファンになってしまった。夏は夫と行ったが、今回のスノーシューはハイキング仲間と行くことに。

スノーシューツアーのプラン

一年ほど前になるだろうか、ハイキング仲間と雪の上をスノーシューで歩くスノーシューハイキングの話題となり、私は一度経験したことがあったので、その素晴らしさと楽しさを話していたら、ぜひ今度一緒に行きましょう、という話になった。

初心者にも行きやすくて、ガイドさんが付いてくれるプランがいいな、と探していたところ、なんと王ヶ頭ホテルにスノーシュープランがあるではないか!これは予約するしかない、と予約サイトへ。ここは人気のホテル、昨年10月時点で翌3月の週末は既に満室。平日にかろうじて空室があり、すぐに予約。スノーシューはネットではなく電話予約だったので電話で予約。これも定員になり次第、受け付けないとのことだったので予約が取れてホッとした。

まだまだ先、と思っていたスノーシューツアー、慌ただしい年末年始があっという間に過ぎて気がつけば3月。旅が始まる!

いよいよ美ヶ原高原へ出発

出発のその日は快晴。3月初旬にしては暖かく、長野県松本駅へ降りたとき、雪は大丈夫かしら?と心配になるくらいの穏やかで暖かい日だった。駅からホテルまではホテル側がバスで迎えに来てくれる。(王ヶ頭ホテルまでの道は一般車両は通行止めになっている。)

1時間半ほどの道のりをバスに乗る。だんだんと山に近づいていくうち、少しずつ道端に雪が残っている箇所が現れてきた。山道に入っていくと、両脇の斜面には真っ白な雪が!それを見るだけでワクワク。そして王ヶ頭ホテルのシンボルでもあるテレビの電波塔が見えてきた!

2023年3月
バスの中から電波塔が見えてきて、ワォとなる!
眠れる森の美女に出てくる山上にあるお城のように思えてしまう。

空は青く、雪は白く、今年は雪の量は少なめとのことだったが、スノーシューする分には問題なし。はやる気持ちを抑えつつ、準備をして、いざスノーシューツアーへ。ホテルから王ヶ頭頂上、王が鼻という場所まで行き、夕日を鑑賞する。

スノーシューも景色も楽しむ幸せ

スノーシューツアーガイドさんからスノーシューの付け方、歩き方を教えてもらい出発。ユニークな口調で美ヶ原の自然や生き物の説明をしてくれて面白かった。

雪の上に残るうさぎの足跡を見たり、カラマツ林の隙間から見える太陽がちらちらと雪を照らす風景にうっとりしたり。

夏にみたウサギの足跡かな?
カラマツ林の隙間から差し込む夕日の光が雪を照らす。

圧巻は夕日のスライドショー。刻々と変化する太陽、沈むまで王が鼻にはいられないので、振り返り振り返り、太陽を見ると、沈む太陽がどんどん大きく赤くなっていく美しさに心奪われた。

美しい夕日が刻々と変化していく。
振り返ると沈む夕日が真っ赤に大きくなっている。
写真よりずっと大きく赤く感じて素晴らしかった。沈むまで見ていたかったな。

初心者にも優しいスノーシューツアーなので(笑)、帰りは途中からバスでホテルまで送ってくれた。バスに乗るまでの景色も美しい。こちら側には満月が登り始めていた。

東の空から満月が登ってきていた。
なんと幻想的な風景なのだろう。空の色のグラデーションも美しい。

ここのホテルの素晴らしいところは食事とお風呂。こんな標高の高い山で頂けるとは思えない素敵なレストランでの美味しい食事。お風呂も2キロ先の湧き水を引いて24時間利用できる展望風呂。温泉ではないけれど、湧水の為ミネラル成分が多いのかポカポカと湯冷めしない。ご興味のある方は是非とも王ヶ頭ホテルのHPをご覧ください。

明るい満月だったので見られる星は少なめ。
でも美しい星空に寒さも吹っ飛ぶ。iPhone13miniの夜景モードで撮影。

翌朝は朝日を見るために早起き。天気予報は晴れ。モルゲンロート(朝日が山に当たって山が赤く見える現象)が見られるのでは、と期待する。まだ暗い内から外へでる。

月がまだ明るい。うっすら浮かぶ北アルプスのモルゲンロートが見られるのではと期待する

山が真っ赤になるようなモルゲンロートは見られなかったが、ほんのり淡いピンク色に染まる北アルプスを見ることができた。春の訪れを感じさせるような優しい色合いだ。そして朝日を迎えて、朝のショーは一旦終了。

春らしい優しい色合いに染まる北アルプス
朝日が登ってきた

朝日を見た後は、ホテルのラウンジでちょっとのんびりしてから、朝食へ。ここの朝食も美味しい。地元の素材を活かしたサラダやヨーグルト、ご飯からパンからたくさんいただいてお腹もいっぱいになり、荷物を片付けたら、本日のメインイベントのスノーシューへ出発。

夏の間、牛が放牧されている牧草地が今は雪原となってスノーシューで歩ける。こんな贅沢があるだろうか。広い空、白い雪、何も遮るものがない雪原をゆっくり歩く。

天候に恵まれて素晴らしいスノーシュー体験ができた。自分たちの足跡が雪に残ってキラキラしている。美しい景色を目にすると心が豊かになる。幸せだと実感できる。それこそ幸せ。

広々とした雪原をスノーシューで歩く
気持ちいい
別の人たちを乗せた雪上車
オレンジ色が可愛い

楽しい時間は短し 人生も短し、楽しもう


楽しい時間はあっという間にすぎ、雪上車でホテルへ戻り、バスで松本駅へ。一緒に行った仲間たちも大満足で帰路に着く。楽しかったなぁ。

今回のメンバーは普段ハイキングを共にする仲間たち、自分たちで山歩きの準備や事前調べも得意であり、それぞれが自立していて、それでいて優しい気遣いがあったりと、お互い気持ち良く時間を過ごすことができた。こんな繋がりが嬉しい人生後半。これからもよろしくお願いしたい。

楽しい時間同様、人生も振り返ったら短いのかもしれない。

まだまだやりたいこと、行きたい場所へ、身体の動くうちにやっていこう。

最後まで読んでくださってありがとうございました。


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