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産直で取り戻す、わたし。
産直がすきだ。
わたしは産直、産地直売所といわれる場所がすき。
その地で採れた地のものの季節や生命力を感じられる空気感がたまらない。
その季節と土地だからこそ採れる野菜やくだもの、お花。
生産者さんがこだわって作ったパンや焼き菓子、ドライフルーツ。
おばあちゃんが作ってくれたような昔ながらの手作り感あふれるお惣菜。
どれをとっても、愛しい。
野菜は帰ってからどんな常備菜にしようか、こんなに買って食べ切れるかしら、なんて考えて、野菜を手にする時間は心も身体もウキウキする。
産直に昨日行ったのは、数ヶ月ぶりのこと。
妊娠、出産、育休。育児に追われながら働いて、そこに降りかかった介護。
高齢の親の暮らしていた家の処理、ゴミ、不動産売買。
ここ一年ほど料理をすることも億劫になっていた。
それでも食べなきゃいきていけなかったので毎日ホットクックで作る鍋ばかりを食べていた。
とにもかくにも子どものご飯が最優先。
そもそも買い物にも行けなかったし、常備菜を作る時間も気力もなかった。
そんな中で昨日は「産直に行こう」と思い立ち、訪問。
野菜とくだもの、スコーンに生麹も購入。行ってよかった。
帰宅してかじった購入品のスコーン。全粒粉がプチプチしていてとってもおいしかった。
最近スーパーで半額になっている賞味期限間近の菓子パンばかり食べていたのもあるのかもしれない。
手のかけられたぬくもりあふれる美味しさに涙が出そうになった。
休職してもうすぐ一年。
スローペースだけれど生きる力をいま、取り戻してきている。