母の日も、そうでない日も
花を活けるという言い方は日本だけのようです。欧米では「アレンジする」という表現をします。
昨日のレッスン後、こんな名言を残した生徒さんがいました。
「爽やかな涼風そよぐ優しい空間をつくってくれそうなブーケ。私もそんな人になりたい」と。
これ、深い気づきではないでしょうか。
花を活かし、自分も活かす。
花を愛でる究極の境地と言えるでしょう。
母の日ということもあり、毎年この頃になるとギフトブーケを作るのが恒例となっています。もちろん、自分へのご褒美ブーケとして作る方もいらっしゃる。
私の場合は花の世界に入って以来、母の日前後は忙しく、自分の母には花を贈ることができなかった。
でも、最近わかりました。母が一番喜ぶのは、物を贈るよりも電話をかけることだと。
本当に届けたいのは何なのか?
そこを外さなければ、豪華な花を買う必要はないのです。
風薫る五月。
涼風そよぐ優しい空間で、素敵な休日を。
いよいよ次の土曜日。鎌倉の風薫るギャラリーで、仲間たちとの賑やかなイベントを開催します。