週40時間。最低賃金で働いて、普通に暮らせない国って『おかしい!』と思う
《日本の貧困は、真面目に働いている人は多い》
世界中の国と比べて、落ちたと言っても日本は3位の経済大国です。
本当に世界中で3番目に豊かな国でしょうか?
『そうだ!豊かな国だ』と言われる方は、どれくらいの割合でしょうか?
《例えば》
非正規雇用で週40時間を40年間続けて、真面目に働き国民年金保険料を納め続けて『年金だけで老後は暮らせますか?』
非正規雇用で住宅ローンを組んで、『自分の家が建てられますか?』
【40年間】週40時間を真面目に休まずに働いても、厳しい方が多いと思います。住宅ローンを銀行が承認するかも疑問です。
《最低賃金は、どんな基準?》
私の個人的な意見です。
最低賃金は『国民が普通に暮らせるレベルに設定すること』を基準にして、企業の都合により【労働者の都合を優先されるべき】と思います。
当然のことですが、
「そんな最低賃金にすれば、倒産する」と悲鳴をあげる企業もあります。
労働する人が、切り詰めて切り詰めて生活を送ると、さらに高齢化が進む!景気が回復しない!デフレが続く!悪循環になります。
『卵が先?』『ニワトリが先?』
《先日、カナダの大学で話題になった》
カナダの大学で「日本の貧困について」が、授業の題材になりました。
カナダでは【貧困とは、働かない・働けない】が、定義だそうです。
なぜ、日本人は真面目に働くのに貧困が多いのか?
『薬もやらない。』『仕事も休まない。』
『態度も悪くない。』『教育水準も高い。』議論は白熱しました。
『日本の政策が悪いから、貧困が多い』の結論に達したそうです。
《最低賃金で暮らせる住宅を建設》
日本企業の国際競争力を維持する為に、非正規雇用の割合は大きく上昇しました。結果として暮らしに余裕がなくなる方も増えました。
日本企業を保護するのであれば、国の政策として非正規雇用の方々に家賃無料で暮らせる住宅を建設する必要があります。
年収上限を設定し【安心し豊かに暮らせる住宅】を提供すれば、貧困は大きく減少します。
企業への法人税を減額する代わりに、住宅への投資を促すべきです。
ゆったりとした間取りの住宅にすることで、貧困による「心のゆとり」のなさも解消すると思います。
賃金を圧迫するならば、十分な手当を用意するのは『当たり前の事』です。
《株主至上主義は危険なこと》
日本は、アベノミクスで投資を推し進める政策を行ってきました。
私の感想として、失敗とまでは言いませんが、正解とも思えません。
日銀が、株式市場に介入することで【物言わぬ株主】が誕生し、経営者は安定して会社運営ができます。
また、一般投資家も平均株価の底上げで「恩恵を受けた」と思います。
働いている人よりも、先に投資家に還元は『将来的にはマイナス』です。
短気収益よりも、長期収益に切り替えないと「人材は育ちません」。
せっかくのアベノミクスならば、株価を押し上げる代わりに「賃上げ」を促すことを政策の中心に置くべきでした。
一方通行の政策が『歪んだ世の中をつくること』を忘れてはならない。
《供給を国内に変更する時》
円安進行で値上げ渋滞が起きて、所得の低い世帯には深刻な問題です。
今やるべき政策は、徹底して供給を国内生産にシフトさせること。
国内の設備投資・新築・改築工事の投資に助成金を出す!減税する!
農作物・魚介類など、国内生産拠点からの輸送に助成金を出す!
最低賃金は「値上り率」に応じて上げる!(今年なら110円希望)
年収の上限を設けて所得税を減免するなど、生活を徹底してサポートすることが必要です。消費税も一時的にゼロにするなど即効性の政策も必要です。
《最後に》
世界中の貧困は「仕事がないこと」「食糧がないこと」が原因です。
日本は、仕事も食糧もあります。構造的な問題だけです。
週40時間働いて、普通に生活できる環境が整うように願います。若い世代の負担を軽減する為にも、少子化を改善する為にも必要です。
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私は、仕事があるので、生活は出来ています。サポートを頂いた時は、以前から活動している『聴覚障がい者の災害時避難サポート』に遣わさせていただきます。また、義足の方の靴バンクが作れればとも考えています。障がい者の方も心豊かに過ごせる世の中にしたいです。