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虎に翼 最終週によせたとりとめもないnote

aikoは人生な朝ドラ民のtamakiです。

いや~~~~~~…。
虎に翼が……終わってしまう……(大の字)

らんまん、ブギウギに続いて、こうしてまた半年後に大の字になれてよかった。正直朝ドラは放送終わる頃にああ~もう終わっちゃうのか、ええ~~……寂しいなあ~~~…と思って大の字になれればそれで十分及第点なのだ。個人的な尺度ではそうなのです。

しかしながら虎に翼、とらつばはちょっと、私が全然予想しなかったレベルでとんでもなくヒットしてしまった。
最終週前だしせっかくなのでフリーハンドでつれづれなるままに、思うところなどを書こうと思ってWordを立ち上げたのである。


思った以上の大ヒット

とんでもなくヒット、と言うのは昨年のらんまんのようなタイプの円満なヒット(円満?)ではなく、いろいろな問題提起──世間にある様々な問題への気付きやきっかけを視聴者に与え、時に強く働きかけ、そのことで視聴者や有識者や組織のお偉いさん方があーだこーだ言いたくなってしまう、というタイプのヒットである。
そのお蔭であまり朝ドラに興味がない層にも波及したのは、常日頃から朝ドラの話しかしないんかこいつ?みたいなオタクの私にとってはとても喜ばしいことだった(朝ドラについてのツイートなんてしてなかったフォロワーさんまで見ていた時には非常に驚いたし、めちゃくちゃ嬉しかった)

展示での写真など

放送中、舞台観劇で上京したため明大博物館の虎に翼展に行けたのがすごく嬉しかった。

放送終了してからも一ヶ月はやってるみたいです!

二年連続で前期朝ドラの展示系企画を見に行けたのは初めてだったし、明大はとらつば聖地のひとつでもある。欲を言えば神田・御茶ノ水周辺ももっと散策したかったのだけど、これはまたの機会にしたい。
虎に翼展は平日にも関わらず多くの人が来ていたし、年配の方だけではなく若い人やお子様を連れた方がいたのも嬉しかった。
おばさま二人で来られていた方の記念撮影のお手伝いを出来たのも嬉しかったし、私もはしゃいで写真を撮ってもらった。
その二日前には竹もとのモデルである竹むらにも行けたし、いい夏の思い出になった。

虎(の威を借る狐)に翼
さすがにガチの著者近影載せるのは恥ずかしかった
永遠の夫婦・寅子と優三さん
キャストお二人のサイン入り
みんな大好き俺たちの轟の衣装

更に、新潟編が終わった頃にたまたま新潟に行ったのだけど(母の郷里です)その時NHK新潟に寄ってちょろっと展示を見れたのも嬉しかった。
三条での虎に翼展が終わった直後くらいだったので、正直そんなに展示はないだろうと踏んでいたので、思わぬ収穫となった。

ライトハウスの看板~~~😭😭😭
見えてないけど左側にも木の看板がある
法服どーもくん好き
ブギウギから朝ドラにもどーもくん出来て嬉しい
ノリノリどーもくん

母の郷里である新潟が舞台になったのも嬉しかった。私が見てきた朝ドラでは新潟が出てきたのは初めてだったし、母も嬉しそうだった。
(他は「こころ」くらいらしい。「こころ」も評判結構良いのでいつか見たいなあと思ってます)

米津玄師の主題歌という夢

虎に翼は私がずっと待ち望んだ米津玄師主題歌の朝ドラであったのも嬉しかった。
別に私は特別米津のファンというわけではないけど(ただサブスクではいろいろ聴いてるし、多分ものすごく好きなクリエイターではあると思う)彼の携わる作品への理解度の厚さと解釈の優秀さに鋭さ、出されるもののクオリティの高さにはいつも唸らされているので、彼が朝ドラ主題歌作ってくれたらどんなものを出してくれるのか聴いてみたい、いつか夢が叶えばいいなと思い過ごしていた。

夢はわりと早く叶って、世に出たのがこの半年間飽きずに聴いてきた「さよーならまたいつか!」である。
米津自身によるジャケットの絵や、「もしもわたしに翼があれば」「蓋し虎へ」というフレーズなど、まさに「虎に翼」を意識した要素が満載でとてつもなくたまらなかった。

 人が宣う地獄の先にこそ わたしは春を見る

米津玄師「さよーならまたいつか!」

第一週放送後にフルが解禁されたのだけど、この一節があまりにも第一週であり非常に感銘を受けた。第一週だけではなく、振り返ってみれば虎に翼全編に渡って大きく貫かれている意志でもあったので、米津氏の達観した眼差しには本当に恐れ入るところだ。

先日放送された125回で寅子が、かつての自分と今の自分を考え「どの私も私か」とどこか穏やかに結論を出していたのは、下記の「さよーならまたいつか!」の最後のフレーズそのものだ、とも感じた。ものすごいリンク具合である。

 生まれた日からわたしでいたんだ

米津玄師「さよーならまたいつか!」

沙莉ちゃんと米津氏の対談スペシャルも見応えがあり、彼の聡明さと思慮深さの一端をまた見られたように思う。

そう。対談スペシャルは女子部トークと対談も良かったが、何より目玉となったのは劇中映像によるMVと、シシヤマザキさんによる新規アニメーションによるOPフルバージョンだった。
OPフルバージョン……Twitterでも言ったけど、かれこれ朝ドラを15年、再放送で見た昔の作品も含め40作くらい見てきてるけど、OPをフルで制作なんていうのはちょっと初めての記憶である。これもとらつばが異例とも言えるくらいのヒットを飛ばしたからではないだろうか。

またこれも……名場面がものすごく多く……どこが好きか上げきれないくらいある。私が特にブワッときてしまったのは、優三さんに託したお守りの中の手紙の「トラちゃん」という文字がはっきり見えたカットだった。反則だよ~~~😭😭

最後の女子部6人によるダンスもこれこそ!私の見たかったもの!!!過ぎて現実??? と思うくらいだった。玉ちゃんの元に寄る涼子さまが幸せそうで…本当に良くってェ…
一応現時点でYouTubeに上がってはいるが、朝ドラ関連の映像は放送後半年で削除されることがほとんどなので(ブギウギのステージ映像も見れなくなってしまった…😭)この傑作も気軽に見られなくなると思うと辛い。円盤の特典には入れてくれることを期待したい。
というか本来これ円盤特典だよ。無料で見れるのがおかしい。

なお、劇中映像MVもとらつばのオタクが作ったんだろうということがあまりにも伝わる神編集で(「誰かがわたしに嘘をついた」のところで穂高先生の失言シーン入れてくるところが特に好き)とにかくとらつば見た人は見て!!今すぐ!!!!って駆け寄りたいのだけど、こっちはYouTube上がってただろうか。
なかったら今すぐNプラで対談SPの見逃し配信を見て欲しいです!


朝ドラという場

さて展示での写真もいろいろ載せたし、主題歌の話もしたので、とらつばめっちゃヒットしたよね~…いろんな人があーだこーだいいたくなるそういう話だったよね~……という話に戻す。

とらつばは序盤からそのテーマ性ゆえに、非常に政治的なところとかデリケートというか、触れるには結構ギリなところとかをものっすごく鋭角的に切り込んでくる、言ってみればバリバリ「タカ派」なドラマであった。法律なんてものを扱うから、そうなってしまうのも無理もないのかも知れない。

で、私はそういうところに疎い。そもそもこんな場で政治や思想についての話はしない方がいいとも思っているし、そういうことを書きたくはない。そもそも書こうとしたところで上手く書ける自信はない。
何より、虎に翼が提供した世間にはびこるあらゆる問題についての言及は、ちょっと検索すれば沢山の人による、猿顔の一般市民に過ぎない私よりもずっと専門的な人がめちゃくちゃ沢山書いているので、私はこのnoteでそういう話はしない。
私はただの、三度の飯より朝ドラが好きなおたくとしての記事を書きます。フリーハンドで徒然なるままに。

朝ドラというコンテンツは、世界の片隅でひっそりと生きるオタクの私が想像しているよりも実際とんでもない人数が視聴している。
だから問題提起の場所としては実はとても良い場所だし、朝ドラレベルからいろんなことを考える、っていうのは大事だと思う。
ところで私はNHK大好きっ子ではあるが、国内におけるNHKの政治的な立場とか、そういうのも全然わからない。そういう目で見るつもりはない。多分この先も。
でも、公営放送という立場で、沢山の人が目にする場で挑戦的な作品を制作し放送していることはやっぱり非常に意義のあることだと思うし、とらつばでNHKを見直している、再評価しているような人も時々ちらほらっと見たので、そういう意味でもとらつばヒットしてよかったな~と思うのですわ。

朝ドラという雨垂れ

さっきと同じことを書くけど、朝ドラのレベルでいろいろな「気付き」を与えていくことって、すごく大事なことだと思う。とらつばの劇中の言葉で言うなら朝ドラも「雨垂れ石を穿つ」の「雨垂れ」であり、上げるべき「声」なのだ。

これは世間にある、見えていないいろいろな問題、だけではなくて、たとえば戦中を通る朝ドラならば必ず戦争の描写や時間を描くこと、戦中じゃなければ地震などの災害や事件を描くこと、その意義にも通じるわけで、ヒロインや登場人物達を通してその時代を、出来事を、立場を考えていく、経験していくことが出来る。
それも週五日・十五分、トータルで一時間半近くにも渡る潤沢な時間で、他のコンテンツよりもきめ細やかに出来ていくことって、やっぱりすんごいことですよって思う。

私はこの半年間とらつばを見ながら、法が救いきれない人、社会的な弱者やマイノリティ、透明化され見えていなかった問題等について大なり小なりいろいろ考えさせられた、と思っている。中にはこんな歳になって初めて意識して考える問題もあったかも知れない。
それで何か成し得たわけではないし、よねさんも言っていたように世界はクソなのでそう簡単には変わらない。
けれど、これも「雨垂れ」であって、ゆくゆくは何かを変えるきっかけになるかも知れない。
少なくとも、この経験は、虎に翼を見ていたこの半年間は、あってよかったなと思っています。

何かを成したわけではない、特別な何かになれたわけじゃない。
だけど、確かに「何か」へと繋がっていく。
あの時思っていたのとは違う形かも知れないけど、その「何か」は、大きく実るかも知れない。それに大きく動かされる人も、いるかも知れない。
これってすっごく、近年の朝ドラのフォーマットに沿ってるって思いませんか?
ここ数年の朝ドラを見てる人は、なんかピンときませんかね?
私はこの文章をフリーハンドで書きながら、めっちゃそうじゃん…? て思ってます。

でも、政治利用すな~~~!!!!

この貴重な枠、これからも有意義に使ってほしい……って思う、思うけど……
でも、私が本作の放送中ものスッゲ~~~~嫌だったのはとらつばを政治利用するかのように言及している輩たちだったから、マッッジで政治利用だけはされたくねぇ~~~~~!!!!!ってのはすごく思う。めちゃくちゃ思う。

朝ドラはぁあ~~~!!! あくまでエンターテイメントなんです~~~!!!
作品タグでは~~~!!!! その作品の話だけしろーーーっ!!!
政治の話をすな~~~~~!!!!!
ボコボコ
(したいならせめてタグ外せ~~~!!!)

合わない人もいるよね

今回はたまたま虎に翼がとても高尚かつ挑戦的な作品だったからこうなっただけで、別に朝ドラを全部こうしろ、意識高くしろとは思ってません。私は別に全然革新的な朝ドラじゃなくても大丈夫です。何故なら鍛えられた朝ドラの民は基本どんな朝ドラでも美味しく食ってくから……。

正直とらつば見てて疲れたって人もいるよね。わからなくもないです。
私はずっととらつば好きだし面白く見てたけど、ずっと難しい問題で息が詰まるって人もいたと思うし、やっぱりもっと典型的な、わかりやすい朝ドラも、わかる~!こういうのも美味しいよね~!何杯でもいけちゃうよね~!って思います。

そういう人はね! 昼再放送の「ちゅらさん」見ましょう^^!
私はとらつばも好きですがちゅらさんも最高に好きです! 今回の再放送で初めてきちんと通しで見れてるんですけど、やっぱり何回も再放送されてシリーズが四作目まであるだけある、って思う。それだけの品質がある。良いっすよちゅらさん。
私はえりぃも寅子もどっちも好きだよ! 余貴美子さんがどっちにも出てて役柄全然違うのほんますごい俳優さんや、と思った。まあとらつばとちゅらさん23年も間あいてるってのもあるんだけど。

合わないからって叩くのはやめよう

とらつば見てて悲しかったのは、個人的なことだけど裁判官編(6月以降)に入ってからそれまでまあまあ好意的に見てたのに、なんか掌返したみたいにdisり始めた勢が多くなったことだった。
まあ朝ドラは長尺の物語なので、途中から合わなくなるとか、なんかあんま面白くないな…とかあって離脱したり、あんまり呟かなくなるとか録画や配信貯めちゃうとか全然ある話。
たとえば私も、半青はすごく面白く見てたのに鈴愛が漫画家辞めてからモチベが急激に減ったからね…(律が鈴愛とは違う人と結婚したのもモチベ激減した要因だったが…)

というか、世間的にはヒットしてるけど自分には合わない、みたいな人がそのヒットしてる事実をやっかんでなんか叩き始めたりくさしたりする……みたいなのが、ほんとに見ていて毒だった。推測だけど。大分偏った推測だけど。
毒だったのでリストから追い出したりブロックしたり、果ては今までより朝ドラを安全に視聴出来る環境を作ろうと思って新しくリストを作ったりした(それまでは大河視聴用リストをそのまま使ってた)

そうして生まれたリストがこれである
noteでも使ってるけど最高写真過ぎて好き
NHK放送博物館で君も撮ろう!

繋がっているわけじゃないけどそれまでいろんな朝ドラのタグの中で長年楽しく見ていた人達だったから、ブロックしたのは親友と絶交するみたいで個人的にものすごく辛かったけど、私は別の作品(たとえば再放送してる別の朝ドラ、花アンとか)でとらつばのことを巧妙にdisってるのを見て、マジで品性と人格を疑って沸点越えてBANしたからね(ブロックのことです)

Aを評価するのにBを貶めてはいけない。基本中の基本。礼儀やよ。
そういうことしたいなら、否定的なこと書くならタグの外でやってください。マジで。
いや、自分のこういう性格ほんと~~~~に損だなと思います。
でも私にとって朝ドラはaikoと並ぶ精神的柱なので、少しでも不穏を感じたら……ネッ👍

(つか叩いてる人大体男性ぽかったし、寅子たち女性がたくましく活躍していくのが気に入らなかっただけなんじゃね…? と、とらつば見てたのにめちゃくちゃ差別したこと思ったりします🙄)

とらつばがすごいからって他の昔の朝ドラ叩くこともすな~~~!!!!

これ書き加えておこうと思ったのでタイトルそのままだけど太字にします。
虎に翼がすごいからって他の昔の朝ドラ叩くのもすな~~~~~~💢💢💢💢💢💢💢💢

ま~~~~~~~じでまじでまじで朝ドラのこと何もわかってないんすねご新規さん 朝ドラはいろんな作品があっていろんなヒロインのいろんな人生いろんな仕事模様いろんな生き様があります
とらつばは確かに画期的だしご新規さん多いと思いますがだからって他の名作朝ドラを頭ごなしに否定したり古臭いからって叩くのはマ~~~~~ジでヤメてくれブチのめすぞ💢💢💢💢
その作品は誰かにとっての最高傑作なんだが???????
他の朝ドラに口出したいんならせめて三年は継続視聴しな👊👊👊

とか言うてますけど私もおしん見ずにカーネのことおしん越えたとか他の人の言い分そのままコピペするクソバカだったのでこれは自戒でもあります
おしんチャレンジいつかします!!!!公約!!!!

いや本当にたっくさん……いろんな……ヒロインの人生あるんですよ本当に……すごいですよ……。
夫婦別姓に近い絡みで言うと「芋たこなんきん」の町子は健次郎と結婚式もちゃんと挙げたけど最後まで「花岡」町子だったし(婚姻届どうするかのくだりあったっけ?他の作品と混同してる気がする)健次郎の子供五人からはずっと「お母さん」ではなく「おばちゃん」と呼ばれてたし(お母さんはお母さんただ一人だけなので)ほんとに画期的だったな~と思います。
芋たこは円盤出てないですがオンデマで全話見れます、最高朝ドラの一作なので是非どうぞ!

間違えるヒロインだっていっぱいいるし寅子だけじゃないし、結婚出産をしないヒロインも最近では珍しくないし出産シーンがないことも全然あるしシングルマザーもいるし不倫するヒロインもいるし夫が不倫するヒロインもいるし夫に死んでくれって吐き捨てるヒロインもいるし最愛の娘にI hate youって叩きつけられてそのまま蒸発しちゃって行方が50年くらいわからなくなるヒロインもいるし夫がかなり早く死んじゃうヒロインもいるし夫が盗電するヒロインもいるし夫が三回逮捕されるヒロインもいるし夫の仕事が成功するまで朝ドラの尺3分の2使う作品もあるし……
本当に朝ドラっていろいろ!!!(後半夫のことばっかりでは?)

虎に翼でいろいろ面白かったところ、一つ一つ見ていけば、60年超の歴史を持つ朝ドラにおいて、そんなにもの珍しいわけでは決してないのです。
いろんな人のいろんな人生を追いかけることが出来る、これが朝ドラの面白いところですね。

はい。このくだりは全部書き終わった後に付け加えたくだりです。
文章の勢いがなんか違うのはそういうことなので気にしないでおくれ。


「虎に翼」ロスに「ひまわり」はいかが

ところで法曹界の朝ドラと言うと、今から実に30年近く前の1996年の前期朝ドラ「ひまわり」がある。当時新人だった松嶋菜々子さまが演じるヒロイン・南田のぞみがOLを辞め弁護士を目指すというストーリーである。

ちなみにのぞみんも少年犯罪を裁く立場の寅子と同じく少年弁護を専門とする弁護士になるのだが、この点とらつばとほんのり縁があると言える。

寅子のモデルとなった三淵さんが亡くなったのは確か80年代だったはずだが、ひまわりの劇中は確か92年から放送時の96年くらいかな? その辺りにかけて……つまりは平成初期である。
ある意味では、戦後と昭和という激動の時代を裁判官として生きた寅子からのバトンが、寅子やよねの女子部達、先輩と後輩の女性達が切り拓いた道を進み、弁護士として平成を果敢に生きていくのぞみんに渡された、とも言える。
まさしく、朝ドラヒロインによるリアルバトンパスである。オタクは泣いている。

とらつば見た人~~~!! ひまわりも見ようぜ!!
と軽率に言ってしまうくらいには私の最高好き朝ドラの一作でもある。

いやマジでいいんすよひまわり。96年に放送されたとは思えないくらい現代とリンクしてるし、なんだったら現代よりも進んだキャラも出てくる(夫婦別姓で働いてる弁護士夫婦とか)
近年再放送された為かNHKオンデマンドで視聴できるし、この時期の朝ドラには珍しくDVD-BOXも発売されています。
とらつば週タイトルは最終週を除き女性に関することわざプラス「?」という付け方だったのだが、この「ひまわり」も章ごとのタイトルがことわざプラス「?」という付け方であり、同じ法曹界を舞台にした朝ドラへのリスペクトがあったゆえのオマージュではないか、と推測するところである(真相は知らん)

ひまわりはとらつばほど大きく、その当時の世の中に疑問や異議を投げかけたりする社会派な作品ではないです。だからそこを期待すると、ちょっとなんか色味が違うんだよなと思うかも。描いているのは社会の問題というよりは家族です(※見ればわかる)
ですが、今から三十年ほどの昔、今の令和のように、平成と呼ばれた新しい時代。寅子が少女だった頃に比べれば多少はマシになってはいるけれど、やっぱり女性はそこそこの年齢で結婚して家庭に入るもの、結婚しても仕事を続けるなんてちょっとおかしい、そう思われていた時代が舞台となります。
そう考えると、なんか寅子が少女だった頃とそう変わってないのでは……と思いたくなるような、そんな時代に弁護士になろうと、そうヒロイン・南田のぞみは奮起するのです。

ちなみにのぞみんは寅子みたく元々法律を勉強していて云々、とか結婚が嫌で云々とかではなく(てか、結婚する気は寅子と違ってむしろバリバリあった。ちなみにスタート時点から彼氏がいます)(結婚するけど仕事もしたい)(あと法学部卒ではあったはず)地方に飛ばされるのが嫌でOL辞めてど~しよ~、ってなってた時に、あることがきっかけで弁護士を目指す……という、とらつばに比べれば100倍気の抜けた話というか、よねさんが見たら確実に嫌な顔しそうだしキレまくりそうだなって感じのヒロインなのですが、様々な人間関係を通して成長していくのぞみんの姿は実に素晴らしいので、気になった方は是非。
(でものぞみんとよねさんがもし会うことあったら、なんだかんだでのぞみんはよねさんに懐きそうだし、よねさんもそのうち絆されそう)

久々にwikiのあらすじ読んだら、ああ~少年犯罪がきっかけで弁護士目指すんだよなあ…とらつばとリンクするなあ…てやっぱりしみじみ思ったので、おすすめです。ほんとに。
てか振り返ったらひまわりの段落を一番長く書いてるやんけ。ワハハ。好き朝ドラだからしょうがないね。
え。待って。wikiののぞみんの出身大学見たら「明法大学」なんだけど……これ元ネタ明大じゃない?? てことは明律じゃない!? え!? てことはのぞみん寅子の後輩じゃん!?!?ヤバい!!!(いろいろ混同すな~!)


最後はひまわりのダイマで終わってしまった。
最初に言ったことに戻るけど、とらつばヒットしてくれて本当によかったなあと思います。紅白、米津出るの待ってるからな…!

次の「おむすび」は時代がガラッと変わって平成中期、2000年代というものすごく最近のお話になるのですが、私は現代舞台の朝ドラがめ~~ちゃくちゃ好きなので楽しみにしています。2000年代は私が中高生だった頃でもあるので、ヒロインや登場人物たちにすごく親近感感じそう。
そんなに高望みはしないよ…また半年後に大の字になれればいい…今は…それだけを望む…🙏

本当にとりとめもないnoteとなりました。
「虎に翼」が素晴らしい傑作であったこと、ヒットしたことが嬉しかったことを残したい、そんなnoteでした。
それでは失礼します。最終週どんな結末となるのか、寅子とよねの戦いの行く末をしっかり見届けたいと思います。

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